TOEIC900点の勉強法とレベル:周囲に感嘆される3%の狭き門

TOEIC対策
くま美
くま美

TOEIC900点を独学で取れる勉強法なんて、あるのかしら。

元々英語力が高くないと難しい気がするわ。

じゅんこ
じゅんこ

大丈夫。独学でも取れるわ!

ただ英語を使う機会がない環境でがんばるなら、覚悟は必要ね。

くま美
くま美

かくご!?

私は会社員時代、子育てをしながら960点を取ったので、忙しくても独学でも到達可能なスコアだと断言できます。

ただ正直言うと「絶対に取る」という強い覚悟がないと到達するのはむずかしいかもしれません。

「絶対に900点超えしたい!」と思うなら、この先を読んでください^^

圧倒的な高スコアを取って、周囲をアッと言わせましょう!

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TOEIC900点の英語レベル

まずはTOEIC900点のレベルからチェック!

TOEICテスト運営団体が公開している表によると、5段階評価のうちの一番上である「A:860点以上」のレベルに該当します。

「Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる。」レベルと記されていますね。

参照元:国際ビジネスコミュニケーション協会「TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表

ではこの900点というスコアでは、具体的にどんなことができるのか。

TOEICテスト運営団体のページから、次の行為が英語で可能なレベルとされています。

【TOEIC900点の英語力】

  • 英語を話す人達が行っている最近の出来事・事件についての議論を聞いて内容を理解することができる。
  • CNN等のテレビニュースを聞き、内容(どこで何が起こったのか)を理解できる。

参照元:国際ビジネスコミュニケーション協会「TOEIC L&Rスコア別できること一覧

「自分の専門外の話題も英語で十分理解できるレベル」であると解釈できますね。

これだけの高スコアを取れば、もちろん就職活動にも役立ちます。

この辺りはTOEIC900点超えのメリットと実力を書いた別記事にまとめてあるので、併せて読んでみてください。

なお直近(2019年7月)のTOEICテスト結果から、この900点レベル(TOEIC895点以上)は、受験者全体の中でたった3パーセントの人しか入れないほどの狭き門だと分かります。

※上記グラフは下記資料を基に本サイト運営者が作成

参照元:国際ビジネスコミュニケーション協会:2019年7月実施第242回TOEIC L&Rテスト スコア分布詳細

くま美
くま美

3%!随分昔の消費税並みね。

じゅんこ
じゅんこ

800点以上で転職への高い効果が見込めるから、900点越えまで目指さない人もいると思うわ。

くまた
くまた

900点以上ってスゴイって感じだよね。

やっぱり、ものすごい勉強が必要なんでしょ?

じゅんこ
じゅんこ

うーん…

ここは他の点数以上に個人差がある気がするわね。

勉強時間の目安を見ていくわね。

TOEIC900点を達成するために必要な勉強時間

次に900点を取るための勉強時間をチェックします。

こちらは毎度おなじみのオックスフォード大学出版局が作成したTOEIC勉強時間の目安表

TOEIC750点の人が950点を取るのに必要な時間は600時間TOEIC850 点の人では約半分の325時間と出ています。

引用元:Oxford University Press
“A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success” p.6

1日2時間勉強したとすると700点台から900点以上を取るには10カ月、800点台からは5ヵ月半必要という計算になります。

ただ実際には900点に到達するまでの期間には、他のスコア帯以上に個人差があるようです。

極端な例では模試をガンガン行って3ヵ月~半年程度で力技で点数を上げていく人もいますし、反対に上記の目安以上の時間を要する場合もあります。

もちろん元々の英語力も大事ですが、集中力やマインド、エネルギーといった部分も必要になってくるスコア帯といえるでしょう。

くま美
くま美

集中力、マインド、エネルギー・・・

なんだか、すごく大変そうな響きがあるわね。

くまた
くまた

こういうのって、どうやって勉強したらいいの?

じゅんこ
じゅんこ

それじゃ対策に移っていくわね。

独学でTOEIC900点を取る対策

それでは次に、TOEIC900点を超えるための勉強法と対策を説明していきます。

現状のスコアレベル目安と注力ポイントは、次のとおり。

現状のTOEICスコア目安TOEIC700~800点

リスニング力・リーディング力共にTOEIC高得点を取ることができるレベル

勉強で注力したい点模試の実施・スピードアップ・攻略フル活用

TOEIC800点越えでも必要だったリーディング力がさらに求められていきますし、解き方のコツもしっかり理解してフル活用していきたいところです。

ただこういったテクニック的な面より前に、メンタル面という土台が大事。

まずは「何としてでも900点を取る覚悟」を決めてください。

ここが弱いと、900点越えに必要なエネルギーが生まれてきません。

TOEIC900点を取る覚悟を決める

就職活動を有利にするという目的でTOEIC高得点を狙うなら、800点超えでも十分な効果が得られます。

ですがそこでは満足できず900点以上を取りたい人には、やはり強い動機やこだわりがあるはず。

900点超えを本気で目指すならココをしっかり掘り下げて、最高峰スコアを取る覚悟を決めてください。

英語力とは関係なさそうにも思えますが、私自身の経験から、この部分が一番大事であると言い切れます。

私は最初から950点以上を絶対に取ることを目的にしてTOEICに挑みました。

理由は英語圏への長期滞在経験もなく、英語を使った実務経験も不足していたため、英語力を証明できる圧倒的な資格が欲しかったから。

「紙に書くと目標が叶う」と聞いたので、当時はこの目標スコアを紙に書いて壁に貼りモチベーションを高めていました。

こんなふうに自分の中で目的を強く意識していたので頑張りましたが、そうでなければ途中で投げ出していたかもしれません^^;

仕事や子育てで忙しい中、誰にも歓迎されない勉強を続けるのって思った以上に大変。

絶対に900点超えを達成したいのなら、ぜひ「何のために900点を超えたいのか」を明確にして覚悟を決めておきましょう!

勉強時間を確保する

覚悟を決めた後に行うべきは、勉強時間の確保です。

900点を超えるには「文法を覚える」といったレベルではなく、ひたすら問題を解き、復習をし、日々英語を読んで英語を聞く、という修行僧のような勉強が必要になります。

このためには1日2時間~3時間の勉強時間が欲しいところ。

学生時代ならいざ知らず、忙しい社会人にとっては大変です。

「ながら学習」や「移動時間」を利用して、計画的に勉強時間を作り出していきましょう。

勉強時間を確保し、勉強の習慣をしっかり続けられるかどうかが、900点超えの鍵となります。

くま美
くま美

毎日2時間~3時間の勉強習慣を身に着けるってことね。

なかなか大変そうだわ。

じゅんこ
じゅんこ

忙しい大人には、自分の時間がなかなか取れないものね。

ここが一番むずかしくて、そして大事なところね。

くま美
くま美

たしかに。

だから覚悟が必要なのね。

くまた
くまた

ところで勉強時間を決めたら、つぎはどうしたらいいの?

どんな勉強をしたら900点を超えられるの?

じゅんこ
じゅんこ

それは、まず、模試ね!

くまた
くまた

また!?

くま美
くま美

毎回模試ね。

じゅんこ
じゅんこ

ただこれまで以上に、模試が大事なのよ。

模試を解く

TOEICスコアを上げる最高の勉強法は、模試の実施です。

どのスコアを狙う場合でも模試の実施は必要になりますが、900点以上を狙う場合は常に2時間という本番と同じ時間内にすべて解きおえるように意識してください。

単純計算でいくと約1割しか間違えられないので、時間切れで解き終わらないという状態は許されません。

全問解ききる時間感覚を身に着けるためにも、どんどん模試を行っていきましょう。

おすすめ模試本は、公式問題集・至高の模試・そして新形式問題集

メジャーどころです。

なお一度解いた模試は、1カ月程度の時間を空けて再度解いていくと良いですよ。

以前間違えた箇所を正しく解けるようになっているかの確認になりますし、TOEICの出題傾向をより理解できるようになっていきます。

私は多い時は同じ問題を3回解いたりしていました。

攻略法をどんどん活用する

900点超えレベルになったら、TOEICを解くためのテクニック的なことも余さず活用していきたいですね。

高得点者向けの解き方のコツを知るには、ハマー先生の本が一押し。

TOEIC最高峰を狙うニッチなターゲットのために書かれている本で、私自身もお世話になりました。

ちなみに以前は表紙の上にかけられた帯に「990点という高嶺の花を手にしてみないか?」といった文言があったように記憶しています。

実はこの言葉にグッときて本を手に取りました^^

初級者向けの丁寧な解説はありませんが、高得点を掴むためのアドバイスが簡潔に記されている本です。

こういった本を参考に「解き方のコツ」をどんどん取り入れ、自宅で模試を解く段階から利用していきましょう。

こうして日頃から練習をしておけば、TOEICテスト本番でもしっかりと「コツ」を使いこなせますよ。

毎日リスニングとリーディングを行う

900点超えは模試を中心に勉強を進めていくのが王道。

ただ模試を解くには2時間のまとまった時間が必要になるので、実施できるタイミングが限られてきます。

週に1度、あるいは2週間に1度程度しか模試ができない場合は、リスニングとリーディング、それぞれの勉強時間を1日30分以上取るようにしていきましょう。

リスニングの勉強は、通勤中や家事をしながらの時間を使えば続けやすいですね。

くま美
くま美

900点を超えるには、やっぱりTOEIC一色で頑張らなきゃいけないのね。

じゅんこ
じゅんこ

短期間で行くならね。

でも時間をかけていくなら楽しめることも取り入れてみてね。

くまた
くまた

ほんと?

くま美
くま美

楽しんでもいいの!?

じゅんこ
じゅんこ

もちろん!

目的地までたどり着けるように色々工夫してみるのも大事よ。

TOEIC以外の勉強も取り入れる

最後に少し、TOEIC900点超え対策から脱線したお話もしますね。

TOEICスコアを取るだけが目標なら、ここまで紹介してきたTOEICの勉強のみに専念したほうが短期間で点数を上げられるでしょう。

ただ長期戦で挑む場合や、総合的な英語力を伸ばしたい場合には、テスト勉強ばかりでは飽きてきますし、また英語力も偏ってきます^^;

特にリーディング力は問題集を解くだけでは行き詰ってしまいがちなので、TOEIC以外の形でも英語力を伸ばしていくほうが得策です。

読書を取り入れつつ読解力を伸ばす方法を別の記事で紹介しているので、本がお好きなら参考にしてみてくださいね。

また英語を使う仕事につくために900点越えを目指すなら、アウトプット力も磨いておくと良いでしょう。

英語を話す力の鍛え方は別の記事で紹介しています。

長期戦で900点越えを狙うなら、勉強を続けられる方法・楽しくスキルを伸ばせる方法も工夫してみてくださいね^^

まとめ

今回はTOEIC900点を超える勉強法について解説しました。

■TOEIC900点は専門外の話も英語で十分理解できることが期待されるスコア

■TOEIC受験者全体の3%程度に該当する

■まずは絶対に取るという覚悟と、そのための勉強時間を決めることが大事

■具体的な勉強法は次のとおり

ー数多く模試を行う

ー上手に解くコツはどんどん活用する

ーリスニング・リーディングの勉強は1日30分以上行う

■長期戦ならTOEIC以外でも英語と接して楽しみながら続ける工夫をする

本気の努力は、必ず実ります。

絶対に900点を越えたいなら、突き進んでください!

スケジュールやモチベーションについての記事も役に立つかと思います。