TOEIC語彙力対策:最小限の単語数で高得点まで狙える方法

TOEIC・英語根本対策
この記事を書いた人
加藤 じゅんこ

次女出産後に死を意識したことがきっかけで、独学で英語をやり直す。TOEIC960点・英検1級を取得して独立。英語講師と海外企業の日本窓口に。【NHK基礎英語2】にインタビュー記事掲載される。信念は「英語で働き方は変わる!」
詳しいプロフィールはこちらをクリック

Twitterつぶやき中。フォローよろしくお願いします^^
くま美
くま美

TOEICテストのために何個英単語を覚えたらいいのかしら。

じゅんこ
じゅんこ

そうね。

800点を取るなら8,000語とも言われているわ。

くま美
くま美

は、8,000!?

じゅんこ
じゅんこ

心配しないで、くまみさん。

TOEIC専用の単語集を使えば、こんなに覚えなくて大丈夫だから。

くま美
くま美

えっ、それはどんな単語集!? 知りたいわ!

くまた
くまた

お母さん。落ち着いて。

TOEICテストで高得点を取るためには、8,000~10,000の単語数が必要とも言われています。

こう聞くと、ものすごく多いように思えますが、中学・高校レベルの英単語がある程度身についている人であれば、新しくすべての単語を覚える必要はありません。

また、TOEICに特化した英単語を覚えることで、もっとずっと少ない英単語数で高得点を狙えます。

今回はTOEICテストで高得点を取るためだけに作られた英単語の本「金フレ」を中心に、あなたの英単語力に合わせたおすすめの英単語本を紹介していきますね。

TOEICテストに必要な語彙数について

まずはTOEICテストに特化した英単語数がなぜそれほど有効なのか、見ていきますね。

そのために一般的にTOEICテストに必要とされる英単語数から確認していきましょう。

TOEICに必要な語彙数

こちらの表がTOEIC L&R テストで一般的に必要と言われる語彙数をスコア別にまとめたものです。

比較のために、日本の英語試験として有名な英検で必要な語彙数と、学生時代に習得しているとされる語彙数も掲載しました。

語彙数TOEIC L&R テスト英検学生のレベル
3000400点準2級中学・高校
(中学1200語・
 高校1800語)
4000500点
5000600点2級大学受験
7000700点
8000800点準1級難関大学受験
10000
900点1級

 【本表作成のために参考としたサイト】
 東進ハイスクール:大学受験の基礎知識
 英語教育研究センター委託研究報告書:中等教育現場に有意な資格試験のあり方に関する研究

上記の「語彙数」の中には派生語も含まれます。

たとえば main(主な)と、その派生語である mainly(主に)は別々の単語だと考えられ、これだけで2語とカウントされます。

派生語は暗記が不要とすると実際に暗記せねばならない語彙数は大分減ると予想されますが、それでもかなりの数ですよね。

ただ実はTOEICテストで高得点を狙う際でも、必ずしもTOEICに出る英単語を全て覚える必要はないのです。

TOEICテストのためだけに英単語を暗記するのであれば、TOEICに良く出る英単語のみを覚えるという方法を取るのが最も効率が良いといえます。

TOEIC語彙力対策は頻出英単語を覚えることが近道

もちろん長期的視野で英語力を総合的に伸ばしていくのであれば、偏らないように英単語を覚えておくことが大事です。

個人的には、TOEICテストに特化したものではない英単語の本を使って地道に暗記していくことをおすすめしたいです。

ですが、もし英単語を覚える目的が「TOEIC L&R テストで効率的に高得点を取る」ことであれば、テストによく出る英単語にしぼって覚えてしまったほうが近道なのです。

というのも、TOEICテストはビジネスでのコミュニケーション力をあげることを目的としているテストであり、テストに出やすい場面設定は限定されています。

たとえばTOEICの世界では戦争や犯罪といった大きな事件や、面倒な人間関係のトラブルは発生しません。

代わりにオフィスで日常的に見られるようなトラブルが頻発します。

TOEICの世界ではコピー機やコーヒーマシーンなどの機器はよく故障しますし、会議の日程は交通機関の遅延などのため変更をよぎなくされます。

こういった状況を描写するための英単語は、自然と限定されていきます。

そのためTOEICテストに出てきやすい英単語とあまり出てこない英単語に分かれてくるのです。

試験対策のために英単語を暗記するのであれば、当然「TOEICに頻出する英単語」を覚えていったほうが、効率よく点数を高めていくことができます。

中学・高校生の基本の英単語3,000語、TOEICでいえば600点レベルの英単語力があれば、あとはTOEIC攻略に特化した英単語を徹底的に覚えていくと点数に直結しやすいでしょう。

くま美
くま美

TOEIC用の英単語を覚えていくと効率が良いのね。

ちょっと安心したわ。

くまた
くまた

でもお母さん、今の単語力がどれぐらいあるのか、知っているの?

くま美
くま美

うーん。

学生のときは英語が得意だったけど、今どれぐらい覚えているかしら。

じゅんこ
じゅんこ

そうよね。

それじゃまずは、今の英単語力を見てみましょう。

気軽に英単語力を測定できるサイトを紹介するわね。

Weblioで今の語彙力を診断する

今の英単語力がどれぐらいなのかは、Weblio英語翻訳というサイトで気軽に確認することができます。

Weblio英語翻訳は502万語の英語と451万語の日本語、合計約953万語を一度に検索できる国内最大級のオンライン英語辞書サイトです。*

*参照元:Weblio英和辞典・和英辞典サービスのご案内

特に会員登録などせずにTOEIC用英単語テスト(所要時間約2分半)を気軽に受けることができます。

スコア別の診断も可能ですが、どのスコアにするか悩んだら、まずは右側にある「総合診断」を受けてみるとよいでしょう。


WeblioでTOEIC語彙力診断を受けてみる

TOEICで効率よく点数を上げるためのおすすめ英単語本

それではここから、TOEICテストにおすすめの英単語の本を紹介していきますね。

現在の英単語力が中学・高校で覚える英単語をおさえているレベル、TOEICで言えば600点レベルであれば、金のフレーズを使うのが最もおすすめです。

TOEIC英単語本のバイブル:金のフレーズ

この本は多くの人が「TOEIC英単語本のバイブル」と呼び、問題の解き方を解説したものではなく、単に英単語の本であるにも関わらず「この本のおかげでスコアアップした」と言っている人もいるほどです。

なぜここまで支持されているかの理由は、この本が作られたプロセスを知ると納得できます。

金フレの著者TEX加藤先生は、ご自身でTOEICテストを受けた直後、毎回頭に残っているテストに出た英単語の記憶を「エクセルファイル」に入力しているそうです。

というのもTOEICはテスト問題用紙が回収され、手元に残らないのです。

TOEICテストに慣れた先生とはいえ、リスニング+リーディング、合計2時間ものテストを受けた直後に記憶だけを頼りに英単語を思い出すのは大変な作業であることは想像に難くありません。

金フレは、まさにこの生きたTOEICの情報が反映されたファイルを元に作られた本なのです。TEX加藤先生のTOEICへの渾身の想いがつまった本だともいえるでしょう。

金フレを使ったことで「TOEICの得点がアップした」という声はウェブ上でも見受けられます。では具体的に金フレの何がすごいのか、詳しく見ていきますね。

金フレは目標とするスコア別に英単語がまとめられている

TOEICは全員が同じテストを受けますが、人によって目指すスコアは違います。

低いスコアを目指す人が、高得点用の英単語まで覚えるのは大変です。

金フレは目標とするスコア別に英単語がまとまっているので、自分が目指すスコアの英単語に集中することができます。

金フレはTOEICに出そうなフレーズで英単語を覚えられる

先ほどお伝えしたとおり、TOEICテストにはオフィスでの会話など出てきやすいシチュエーションと、あまりでてこないシチュエーションがあります。

金フレは頻出英単語にしぼってあり、さらに実際のTOEICテストで使われやすいフレーズと共に単語が掲載されているのです。

このような形で暗記していくことで、実際にテストでその単語が出てきたときにもスムーズに英単語の意味を把握することができます。

金フレは音声ファイルが無料でダウンロードできる

金フレの単語は、出版元である朝日新聞出版社のサイトから無料でダウンロードができます。

ダウンロードの際に情報を入れる必要はないので、本を買っていなくても音声をダウンロードできちゃいます。2019年6月3日現在、メールアドレスなどの入力も不要です。

金フレ音声ダウンロードページはこちら

ダウンロードした音声はスマートホンに入れておけば、移動中や家事をしている時間などにも勉強することができますね。

なお、音声は各英単語ごとに【英語→日本語→英語フレーズ→英語フレーズ繰り返し】の順番で流れてきます。

これは英語のフレーズをしっかり記憶することができるように工夫された構成なのです。

金フレをおすすめできないポイント

お伝えしてきたとおり金フレは非常にすぐれた英単語の本ですが、ただ1点だけおすすめできないポイントがあります。

それは左側に日本語があり、それを埋めていくような形で暗記ができるようになっている点です。

英単語の暗記は、実は暗記の深さによって「見れば分かるインプットレベル」と「自分から思い出せるアウトプットレベル」の2つに分かれます。

金フレはこの「アウトプットレべル」を目的とした構成になっているのです。

日本語から英語にしながら覚えることで、覚えた英単語は読んだり聞いたりするだけでなく、話したり書いたりするときにも活用することができるでしょう。

覚えた英単語を柔軟に使いこなせるようにというTEX加藤先生の想いから、このような構成になっています。

もちろん、日本語から英語に変換できるレベルで英単語を暗記することは理想的です。

ただせっかくの先生の想いを踏みにじるような意見かもしれませんが、もし英単語を暗記する目的が「TOEIC L&R テストで高得点を取るためだけ」ならば、日本語から英語に変換しながら暗記していくのはおすすめしません。

TOEICのテストを受けるならば、問題文を読むこと・聞くことで思い出せる「インプットレベル」の暗記ができていれば十分で、「アウトプットレベル」ほどまで深く覚えておく必要がないからです。

それなのに金フレで求められているレベルで英単語を覚えようとすると、TOEICの点数に直結しない勉強のために時間がとられてしまいます。

TOEICテストのために何か月間を費やせるか、といったスケジュールとの兼ね合いになりますが、短期間で英単語を暗記する必要があるなら、金フレはアウトプットではなく、右側の英語をみて日本語に変換できるインプットレベルで覚えてしまうほうが効率は良いでしょう。

もちろん、TOEICで覚えた英単語を後々仕事にも生かしていきたいなら、アウトプットレベルでの暗記がおすすめです。

インプット用かアウトプット用か、効率的に英単語を覚えたいなら、用途にあわせて暗記方法を変えてみることも意識してみてくださいね。

くまた
くまた

分かる気がするな。

僕も読める漢字はたくさんあるけど書こうとすると間違えちゃうし。

くま美
くま美

くまた、このあいだ「魚」を「色」って書いて間違えていたわよね。

くまた
くまた

う。あれはインプットレベルの暗記だったね。

今はアウトプットレベルになっているよ。

くま美
くま美

それはそうと、金フレって、TOEIC600点以上の人用なのよね。

そこまでの英単語力がない場合は、どうするの?

じゅんこ
じゅんこ

その場合は、銀フレがおすすめよ!

TOEIC600点未満の英単語力なら銀のフレーズ

TOEICテストで点数を上げるには非常に効率が良い金フレですが、ただ、TOEIC600点レベルの単語力がない場合には、まずは基本の英単語力から付けていった方がよいでしょう。

基本の英単語の本であれば学生時代に使ったものでも良いかと思いますが、もしTOEIC試験用に新たに購入する場合には、金フレの兄弟本である銀フレもおすすめです。

収録されている英単語数1000語のうち半分は金のフレーズと同じです。金フレ600点レベルの単語400に加え、金フレの中で重要度が高いと判断された単語も入っています。

ですが英単語と共に掲載されているフレーズは銀フレオリジナルのものが使用されています。

銀フレが対象としているのはTOEICスコア300~500点の人です。

ただ銀フレにはTOEIC600点レベルの英単語力も収録されているので、TOEIC600点レベルの英単語力がないと感じる場合には銀フレから始めてみることをおすすめします。

金フレと同様、無料音声のダウンロードも可能です。

銀フレ音声ダウンロードページはこちら

アプリ版 金フレ・銀フレ

英単語の暗記方法を解説した記事でも紹介していますが、英単語は覚えたと思った後も何度も見ることが大事です。何度も出会うことで脳に「この情報は大事だ」と伝えることができるのです。

そうはいっても忙しい日々の中では、なかなか英単語の本を開く時間を確保できませんよね。

そんなときには、移動時間に音声で英単語を聞くのがおすすめです。

金フレ・銀フレ共に音声ファイルは無料でダウンロードできますが、スマホアプリ「Abceed」を使えば、スマホに直接音声データを落とすことができます。

音声データをダウンロードするには、Abceedアプリをインストールした後、「見つける」メニューから金フレまたは銀フレを検索し、「音声」ボタンを押してください。

なお音声は無料でダウンロード可能ですが、アプリ版の金フレ・銀フレを購入すると有料となり、それぞれ720円になります。

Abceedについてもっと見てみる

英単語の語源図鑑

TOEIC攻略用の英単語本を紹介してきましたが、最後にひとつ、TOEICに限定しない英単語の本も紹介しますね。

というのも、どの英単語の本を使うにしても、この本の知識を使うと暗記の効率が何倍にもアップするからです。それがこちらの「英単語の語源図鑑」です。

私が「学生時代に存在していてほしかった」と心から感じた本です。

英単語は、語源を覚えておくとおかないでは、暗記の効率がまったく違います。

この「語源図鑑」の冒頭でも書かれていますが、語源を使って覚えるかどうかは、足し算と掛け算ぐらいの差があるのです。

その理由は、英単語の効率的な覚え方を紹介したこちらの記事にも書いておりますが、人間は「関連付け」を上手に行うと、覚えたことをしっかり記憶をすることができるからです。

英単語最強暗記法:全米記憶力チャンピオンの覚え方を真似しよう 
私たちの脳は必要な情報だけを残すという仕組みをもっています。この脳の仕組みを理解して、覚えたい英単語は「関連付け」と「イメージの力」を使って脳に根付かせましょう。この方法は全米記憶力チャンピオンも実践しているまさに最強の暗記法です。

語源は、まさに関連付けの王道です。

語源を一度覚えてしまえば、あとは語源と関連付けて英単語を覚えていくことができます。

語源図鑑は、金フレ・銀フレといった通常の英単語の本と併用して使っていくと、効率よく英単語を覚えていくことができますよ。

まとめ

今回はTOEICテストのための英単語について紹介しました。

■TOEICテストは基本の英単語3000語(TOEIC600点レベル)をまず覚える。

■現在の英単語力はWeblioなどのサイトで気軽に測定できる。

■TOEIC600点レベルの英単語力があれば「金フレ」がおすすめ。

■暗記にはインプットとアウトプットの2つのレベルがあり使い分けが大事。

■基本英単語力がない場合には「銀フレ」からはじめるのもおすすめ。

■英単語は何度も見ると記憶に残る。忙しい場合は移動中に音声で聞くのがおすすめ。

■「語源図鑑」を使って語源を覚えると丸暗記が不要になる。

英単語暗記は面倒ですが、避けては通れません。

「これだ」と思える勉強方法と教材を決めたら、ある程度の期間は地道に暗記していきましょう。

記事中でも紹介しましたが、英単語の覚え方こちらの記事に別途まとめていますので、効率の良い暗記方法を知りたい場合は、あわせて読んでみてくださいね。

【関連記事】

英単語最強暗記法:全米記憶力チャンピオンの覚え方を真似しよう 
私たちの脳は必要な情報だけを残すという仕組みをもっています。この脳の仕組みを理解して、覚えたい英単語は「関連付け」と「イメージの力」を使って脳に根付かせましょう。この方法は全米記憶力チャンピオンも実践しているまさに最強の暗記法です。

コメント