TOEIC900点を忙しい大人が独学で勝ち取る勉強法

TOEIC目標スコア別勉強法
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加藤 じゅんこ

次女出産後に死を意識したことがきっかけで、独学で英語をやり直す。TOEIC960点・英検1級を取得して独立。英語講師と海外企業の日本窓口に。【NHK基礎英語2】にインタビュー記事掲載される。信念は「英語で働き方は変わる!」
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くま美
くま美

TOEIC900点を独学で取れる勉強法なんて、あるのかしら。

元々英語力が高くないと難しい気がするわ。

じゅんこ
じゅんこ

大丈夫。独学でも取れるわ!

ただ英語を使う機会がない環境でがんばるなら、覚悟は必要ね。

くま美
くま美

かくご!?

TOEICスコア別勉強法を解説してきましたが、今回は最高峰である900点を取る勉強法を紹介します。

私は会社員時代、子育てをしながら960点を取ったので、忙しくても独学でも到達可能なスコアだと断言できます。

ただ正直言うと「絶対に取る」という覚悟がないと到達するのはむずかしいかもしれません。

その理由、そして独学で900点超えを果たせる方法を教えます。

「絶対に900点超えしたい!」と思える人は、ぜひこの先を読んでください^^

TOEIC900点の英語レベル

まずはTOEIC900点のレベルから見ていきます。

TOEICテスト運営団体が公開している表によると、5段階評価のうちの一番上である「A:860点以上」のレベルに該当します。

「Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる。」レベルと記されていますね。

参照元:国際ビジネスコミュニケーション協会「TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表

ではこの900点というスコアでは、一体どんなことができるのかチェックしてみましょう。

TOEICテスト運営団体のページから、次の行為が英語で可能なレベルとされています。

  • 英語を話す人達が行っている最近の出来事・事件についての議論を聞いて内容を理解することができる。
  • CNN等のテレビニュースを聞き、内容(どこで何が起こったのか)を理解できる。

参照元:国際ビジネスコミュニケーション協会「TOEIC L&Rスコア別できること一覧

「自分の専門外の話題も英語で十分理解できるレベル」であると解釈できますね。

これだけの高スコアを取れば、もちろん就職活動にも役立ちます。

この辺りはTOEIC900点超えの実力と利点を書いた別記事にまとめてあるので、気になったら読んでみてください。

TOEIC900点は就活や仕事に有利?実力とメリット徹底解説
評価が分かれるTOEIC900点超えの実力、その実体をお伝えするとともに、取得することによって有利になる点、そしてどんな人が活かせる資格なのか、TOEICで実際に960点を獲得した私が解説していきます。

なお直近(2019年7月)のTOEICテスト結果から、この900点レベル(TOEIC895点以上)は、受験者全体の中でたった3パーセントの人しか入れないほどの狭き門だと分かります。

※上記グラフは下記資料を基に本サイト運営者が作成

参照元:国際ビジネスコミュニケーション協会:2019年7月実施第242回TOEIC L&Rテスト スコア分布詳細

TOEIC900点を達成するために必要な勉強時間

次に900点を取るための勉強時間をチェックします。

こちらはオックスフォード大学出版局が作成したTOEIC勉強時間の目安表になります。

表の見方は縦軸が現在のTOEICスコア、横軸が目標のTOEICスコアとなりますが、TOEIC750点の人が950点を取るのに必要な時間は600時間TOEIC850 点の人では約半分の325時間と出ています。

引用元:Oxford University Press
“A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success” p.6

1日2時間勉強したとすると、700点台からは10カ月、800点台からは5ヵ月半必要という計算になります。

1日3時間の勉強時間が確保できるなら、より短期間で達成可能ですね。

ただ実際には900点に到達するまでの期間には、他のスコア帯以上に個人差があるようです。

極端な例では模試をガンガン行って3ヵ月~半年程度で力技で点数を上げていく人もいますし、反対にリーディング力を上手に上げられず、上記の目安以上の時間を要する場合もあります。

700点~800点を取れる英語力とTOEIC力があれば、あとはエネルギー量の勝負、といった部分もありそうですね。

独学でTOEIC900点を取る対策

それでは次に、TOEIC900点を超えるための勉強法を説明していきます。

現状のスコアレベル目安と注力ポイントは、次のとおりです。

現状のTOEICスコア目安TOEIC700~800点

リスニング力・リーディング力共にTOEIC高得点を取ることができるレベル

勉強で注力したい点模試の実施・スピードアップ・攻略フル活用

基本対策はTOEIC800点と同様ですが、これまで以上に模試の頻度を増やす、時間内に毎回解き終えられる速さを身に着ける、といった点が求められていきます。

解き方のコツもしっかり理解して、フル活用していきたいところです。

加えて集中力・モチベーション維持・勉強の習慣化、といったメンタル的な部分も重要になってきます。

こういった対策を可能にするためには「900点を取る覚悟」をする必要がありますが、非常に大事な部分なので、具体的な勉強法を解説する前にもう少し詳しく説明していきますね。

TOEIC900点を取る覚悟を決める

就職活動を有利にするという目的でTOEIC高得点を狙うなら、800点超えでも十分な効果が得られるでしょう。

ですがそこでは満足できず900点以上を取りたい人には、やはり強い動機やこだわりがあるはずです。

900点超えを本気で目指すなら、この部分をしっかり掘り下げて「何のために900点を超えたいのか」を明確にし、この最高峰のスコアを取る覚悟を固めておきしょう。

英語力とは関係なさそうにも思えますが、私自身の経験から、この部分が一番大事であると言い切れます。

私は最初から950点以上を絶対に取ることを目的にしてTOEICに挑みました。

理由は、英語圏への長期滞在経験もなく、英語を使った実務経験も不足していたため、英語力を証明できる圧倒的な資格が欲しかったからです。

当時はこの目標スコアを紙に書いて壁に貼り、モチベーションを高めていました^^;

自分の中に強い気持ちがあり、そして最初にこの想いを意識したので勉強を続けられましたが、そうでなければ忙しい日々の中、きっと途中で面倒くさくなって投げ出していたでしょう・・・

仕事や子育てで忙しい中、誰からも強要されない環境でTOEIC900点の勉強を続けるのは、たやすいことではありません。

絶対に900点超えを達成したいのなら、まず最初に自分の中でしっかりと覚悟を決めておきましょう!

勉強時間を確保する

覚悟を決めた後に行うべきは、勉強時間の確保です。

900点を超えるには「文法を覚える」といったレベルではなく、ひたすら問題を解き、復習をし、日々英語を読んで英語を聞く、という修行僧のような勉強が必要になります。

このためには1日2時間~3時間の勉強時間が欲しいところです。

学生時代ならいざ知らず、忙しい社会人にとっては大変です。

ぜひ「ながら学習」や「移動時間」を利用して、計画的に勉強時間を作り出していきましょう。

勉強時間を確保し、勉強の習慣をしっかり続けられるかどうかが、900点超えの鍵となります。

くま美
くま美

毎日2時間~3時間の勉強習慣を身に着けるってことね。

なかなか大変そうだわ。

じゅんこ
じゅんこ

忙しい大人には、自分の時間がなかなか取れないものね。

ここが一番むずかしくて、そして大事なところね。

くま美
くま美

たしかに。

だから覚悟が必要なのね。

くまた
くまた

ところで勉強時間を決めたら、つぎはどうしたらいいの?

どんな勉強をしたら900点を超えられるの?

じゅんこ
じゅんこ

それは、まず、模試ね!

くまた
くまた

また!?

くま美
くま美

毎回模試が出てくるわね。

模試を解く

TOEICスコアを上げる最高の勉強法は、模試の実施です。

どのスコアを狙う場合でも模試の実施は必要になりますが、900点以上を狙う場合に大事なのは常に2時間という本番と同じ時間内にすべて解きおえるようにする、という点です。

900点以上を取るには、単純計算でいくと約1割しか間違えられないので、時間切れで解き終わらないという状態は許されません。

全問解ききる時間感覚を身に着けるためにも、どんどん模試を行っていきましょう。

まだ模試を十分にこなしていない場合には、公式問題集・至高の模試・そして新形式問題集といったメジャーどころから始めていくのが鉄板です。

なお一度解いた模試は、1カ月程度の時間を空けて再度解いていくと良いですよ。

私は多い時は同じ問題を3回解いたりしていました。

以前間違えた箇所を正しく解けるようになっているかの確認になりますし、TOEICの出題傾向をより理解できるようになっていきます。

メジャーどころの模試の本を解きつくした後は、韓国版のTOEIC過去問題集などに挑戦してみるのも良いでしょう。

2019年9月現在、この2018年度版の過去問がアマゾンジャパンで入手可能な最新版となります。

2017年度版の過去問も販売されています。

韓国版TOEICも、日本版と同様、世界最大の非営利テスト機関であるETSが問題を作成しています。

ですがなぜか日本では過去問が販売されておらず公式問題集がこの位置づけとなるのですが、お隣の韓国ではTOEICテストの過去問が販売されてます。

韓国版のほうがテストの難易度が高いともいわれているので、腕試しにも使えますね。

過去問1冊のお値段は安いとはいえませんが、日本の公式問題集は2回分(400問)だけで3000円程度することを考えると、1000問入ってこの価格はコスパが良いといえるでしょう。

ただ、解説はもちろん韓国語です。

このため初級・中級者向きの本ではありませんが、900点超えを目指す人であれば、解説なしでも自力で間違えた理由が理解できると思います。

攻略法をどんどん活用する

また900点超えレベルになったら、模試を解く際には、TOEICを解くためのテクニック的なことも余さず活用していきたいところですね。

高得点者向けの解き方のコツを知るには、こちらの本がオススメです。

TOEIC最高峰を狙うニッチなターゲットのために書かれている本で、私自身もお世話になりました。

ちなみに以前は表紙の上にかけられた帯に「990点という高嶺の花を手にしてみないか?」といった文言があったように記憶しています。

私はこの言葉にグッときて、本を手に取りました^^

初級者向けの丁寧な解説はありませんが、高得点を掴むためのアドバイスが簡潔に記されている本です。

こういった本を参考に使えそうな「解き方のコツ」はどんどん取り入れ、自宅で模試を解く段階から利用していきましょう。

こうして日頃から練習をしておけば、TOEICテスト本番でもしっかりと「コツ」を使いこなせますよ。

毎日リスニングとリーディングを行う

900点超えは模試を中心に勉強を進めていくのが王道です。

ただ模試を解くには2時間のまとまった時間が必要になるので、実施できるタイミングが限られてきます。

週に1度、あるいは2週間に1度程度しか模試ができない場合は、リスニングとリーディング、それぞれの勉強時間を1日30分以上取るようにしていきましょう。

リスニングの勉強は、通勤中や家事をしながらの時間を使えば続けやすいですね。

最強の教材は一度行った模試の音声になりますが、勉強法はこちらのリスニング力についての記事と動画を参考にしてみてください。

TOEICリスニングは間違った勉強法だと伸び悩む!原因別解決法
TOEICのリスニング力は正しい勉強法を続ければどんどん上達します。ですが自分に合わない方法を続けても効果はなく、伸び悩んでしまいます。私自身リスニングが苦手でしたが、ある方法を取り入れてからTOEIC960点を取るまでになりました。今回は悩み別に正しいリスニング勉強法を紹介しますね。

リーディングの勉強については、働いていたり、子育て中の場合には早朝に行うのがオススメです。

慣れていないと早起きはツライのですが、誰にも邪魔されない時間帯なので、しっかり勉強に打ち込めます。

リーディング力の上げ方は800点を取る勉強法で解説しているので、併せて参考にしてみてくださいね。

800点超えはリーディング力で決まる:TOEICスコア別勉強法
800点から先はかなりの高得点になるので総合的な力が必要になってきますが、特に力をいれてほしいのがリーディング力の強化です。リーディング力は一朝一夕で伸びるものではありませんが、続けていけば必ず上げられます。今回はリーディング力の伸ばし方を中心に、独学でできるTOEIC800点超えのための勉強法を教えますね。

また英単語力が必要と感じる人は、英単語対策もしておきましょう。

TOEIC用の英単語を覚えるなら、「金フレ」が一押しです。英単語暗記には、外出中の空き時間なども活用できますね。

金フレの音声は、スマホアプリ「Abceed」を使って、スマホにダウンロードできます。詳しく知りたい場合は語彙力対策の記事に目を通してみてください。

TOEIC語彙力対策:最小限の単語数で高得点まで狙える方法
TOEICテストで高得点を取るためには、8,000~10,000の単語数が必要とも言われていますが、中学・高校レベルの英単語がある程度身についている人であれば、新しくすべての単語を覚える必要はありません。またTOEICに特化した英単語を覚えることで、ずっと少ない英単語数で高得点を狙えます。
くま美
くま美

900点を超えるには、やっぱりTOEIC一色で頑張らなきゃいけないのね。

じゅんこ
じゅんこ

短期間で行くならね。

でも時間をかけていくなら、ぜひ楽しめることも取り入れてみてね。

くまた
くまた

ほんと?

くま美
くま美

楽しんでもいいの!?

じゅんこ
じゅんこ

もちろん!

目的地までたどり着けるように色々工夫してみるのも大事よ。

TOEIC以外の勉強も取り入れる

最後に少し、TOEIC900点超え対策から脱線したお話もしますね。

TOEICスコアを取るだけが目標なら、ここまで紹介してきたTOEICの勉強のみに専念したほうが短期間で点数を上げられるでしょう。

ただTOEICの勉強ばかりで突き進める人は良いのですが、そうではない場合には途中で燃え尽きてしまうことにもなりかねません。

またTOEIC L&Rテストの勉強のみでは英語力が偏ります。

TOEICの勉強を通じて英語のリスニング力とリーディング力は伸びますが、英語を話したり書いたりするスキルは磨けません。

また英単語や言い回しもビジネス英語に特化したものを覚えていくので、ややくだけた表現を目にする機会もないでしょう。

英語力の偏りをなくすため、また勉強を続けやすくするためには、TOEIC以外の色々な形で英語に接していくことも大事です。

たとえば英語でYoutube動画を楽しんだりするのも良いですし、アウトプット力を磨くなら、瞬間英作文を取り入れてみるのも手です。

アウトプット力を磨く方法は、こちらの記事も参考になります。

TOEIC高得点でも英語を話せない人がやるべき話せる勉強法を解説
TOEIC L&R テストで高得点を取っても、英語を話せるとは限りません。ですがTOEICの勉強を通じて得た基礎力があれば、あと一押しの練習で英語で言いたいことを言えるようになります。日本にいながら英語が話せるようになる勉強法を紹介します。

途中で挫折しないように、あなたにとって楽しんで勉強を続けられる方法も工夫してみてくださいね。

まとめ

今回はTOEIC900点を超える勉強法について解説しました。

■TOEIC900点は専門外の話も英語で十分理解できることが期待されるスコア

■TOEIC受験者全体の3%程度に該当する

■まずは絶対に取るという覚悟と、そのための勉強時間を決めることが大事

■具体的な勉強法は次のとおり

ー数多く模試を行う

ー上手に解くコツはどんどん活用する

ーリスニング・リーディングの勉強は1日30分以上行う

―英単語力が足りないと感じたら補強する

■長期戦ならTOEIC以外でも英語と接して楽しみながら続ける工夫をする

900点超えという圧倒的な資格を手に入れて、あなたのキャリアを英語で変えていきましょう!

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