TOEICパート7対策:英語の長文問題を速く正確に解くコツ

TOEIC・英語根本対策
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加藤 じゅんこ

次女出産後に死を意識したことがきっかけで、独学で英語をやり直す。TOEIC960点・英検1級を取得して独立。英語講師と海外企業の日本窓口に。【NHK基礎英語2】にインタビュー記事掲載される。信念は「英語で働き方は変わる!」
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じゅんこ
じゅんこ

今回は英語の長文問題を解くコツを紹介するわね。

ポイントは、速く読んで、速く解くこと!

くま美
くま美

速く!?

じゅんこ
じゅんこ

ええ。長文問題は、速く読んで、速く解くことが大事なの。

これができれば高得点につながるわ。

回答を見直す時間も作れるし。

くま美
くま美

私、速く解くのってどうも苦手だわ。なんだか緊張してきちゃうし。

じゅんこ
じゅんこ

くまみさん、心配しないで!

ただ急ぐのではなく、無理せず速く解けるコツを教えるから。

長文問題で高得点を取るためには「速く読んで」「速く解く」必要があります。今回はすぐに実践できるものも含め、具体的な方法を紹介していきます。

ですが、ただ速く解くだけでは不十分ですよね。長文問題で高得点を取るには読解力そのものを上げていかねばなりません。

記事の後半では、読解力を着実に上げるための勉強方法をお伝えします。

問題を解くスピードと読解力、両方を手に入れて、どんどんテストの点数を伸ばしていきましょう!

長文問題を速く読むコツ

まず速く読む方法から説明していきます。

英文は常に前から後ろに読む

最初にお伝えしたいことは、英語を読むときは必ず前から読むようにする、ということです。

文書が長くなるとつい無意識のうちに英文を後ろから前に戻って読んでしまう人がいますが、これは長文を読む際に圧倒的に不利です。

ちなみに、この英文を後ろから前に戻って読む方法を返り読みといいます。

【返り読みイメージ図】

返り読みについてはこちらの記事で詳しく解説しています。直し方も紹介しているので、思い当たる方はぜひ参考にしてみてくださいね。

返り読みをやめれば英語を速く読み解くことができる
くま美 英語の長文読解って、なかなか速く読めないのよね。 じゅんこ くまみさん、返り読みをしているんじゃない? くま美 かえりよみ? ...

分からない単語があっても気にしない

長文問題を速く読むコツの2つ目は、分からない単語があっても気にしない、ということです。

分からない英単語を気にすると長文問題を読むスピードが遅くなり、また全体を理解しにくくなってしまうのです。

意味が分からない英単語があるのに読み進めるのは心理的にむずかしくはあるのですが、ぜひ心がけてみてください。

また並行して「語源」の知識を増やしていくと良いでしょう。

語源については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

語源を使って英単語の丸暗記から解放されましょう
語源とは各英単語の元になっている要素です。日本語で言えば、漢字の冠(かんむり)や偏(へん)みたいなものです。語源を知ることで英単語の丸暗記から解放される上、英語の文化や考え方も理解できるようになります。

語源を知っておくことで、分からない英単語の意味を推測できる力がつきますよ。

「語源の知識を身に着けたい」と思ったら、こちらの「英単語の語源図鑑」がオススメです。

現在かなり売れていて、本屋さんでも目立つ場所に置かれていることが多い本ですが、それだけ「単語を効率的に覚える」ことに関心が集まっているということですね。

本の中身はこんな感じです。

語源の知識を身に着けるための本として、お手持ちの英単語の本と併用して使っていくと良いでしょう。

くま美
くま美

語源って便利ね。

英語を速く読むコツ、分かった気がするわ。

くまた
くまた

後から読まない、そして単語が分からなくても止まらない、だね。

じゅんこ
じゅんこ

そうね。

これって読むときの習慣だから、まずは直そうと思うことが大事なの。

くま美
くま美

私は時々返り読みをしちゃうから、これから気を付けるわ。

はぁ、今までなぜ、こんな読み方をしてきたのかしら。

くまた
くまた

お母さん・・・

じゅんこ
じゅんこ

くまみさん、逆よ!

自分で自分の問題に気づけるって、とてもすごいことよ。

「問題は、問題があるって気づけさえすれば80%解決している!」

と言う人もいるぐらいなんだから。

くまた
くまた

ふぅん。

なんだか、いい考え方だね!

くま美
くま美

前向きに考えるってことね。

ちょっと元気がでてきたわ。

じゅんこ
じゅんこ

良かった。

それじゃ元気になったところで、次に速く解く方法に進むわね!

長文問題を速く解く方法

長文を速く解くために大事になのは、解く順序です。

英語の長文問題を解く順序には大きく分けて次の3つの方法があります。

①問題文を全て読んだ後に質問を読む

②質問と選択肢を先に読み、問題文を読む

③質問部分だけ先に読み、問題文を読む

この3つの中で1番オススメなのは3つ目の「質問だけ先に読み、問題文を読む」です。

他の方法では時間がかかりすぎてしまい、不利なのです。

それぞれの方法を説明していきますね。

①問題文を全て読んだ後に質問を読む

問題文を全て読んでから設問を読むと、問題文をしっかり理解してから質問に答えることができます。

問題の内容を記憶しておければ一番良い方法ですが、実際には質問に答えるころには記憶がすでに薄れてしまっている場合が多く、設問に答えるためにもう一度問題文を読まなくてはいけなくなってしまいます。

下記のフローのオレンジ色の部分が、時間が余計にかかってしまう部分になります。

②質問と選択肢を先に読み、問題文を読む

次に質問と選択肢を両方先に読む方法です。

こうすることで事前に何を聞かれるかを意識しながら問題文を読むことができます。

このやり方はリスニングパートの時に解説した「先読み」法と同じですよね。

TOEIC Part3攻略法:点数が上がる正しい先読みの方法
パート3からは事前に設問を読む「先読み」攻略法が有効ですが、先読みは難易度が高く、諸刃の剣となって点数を下げることにもなりかねません。今回は「正しい先読み法」と共に、「普通の先読みはむずかしい!」という人向けの方法を紹介しますね。

質問の選択肢まで読めば、本文の内容をより深く推測できるようになります。

ただリーディングの場合は問題文が長めなので、選択肢まで読み込むと、問題文を読んでいる間に選択肢を忘れてしまう可能性があります。

すると再度選択肢を読む手間がかかり、ここで余計な時間がかかってしまうことになります。

先ほどと同様、オレンジ色の部分が時間を無駄に要する危険性がある箇所ですね。

短めの選択肢であれば記憶をしておきやすいので、その場合はこの方法を使っても良いかもしれません。

③質問部分だけ先に読み、問題文を読む

最後に質問部分だけ先に読む方法です。

質問を読み、次に問題文に目を通していき、質問に答えるためのキーワードや情報にぶつかったら選択肢を読んで回答する、という流れで進めていきます。

回答後、次の設問の最初の質問だけ読み、また問題文の続きを読んでいきます。

こうすると再度読み返す部分がないため、効率よく問題を解いていくことができます。

問題文を読む際に質問文だけを覚えておけばよいため、先の2つの方法と比べて、脳に負担もかかりません。

3つの方法の比較とまとめ

3つの方法を比較すると、次のとおりです。

解き方おすすめ度ポイント
先読みなし
問題文をもう一度読む手間がかかる。ただし問題文の内容を覚えておければ最も速く解ける。
質問と選択肢を先読み選択肢の内容をもう一度読む手間がかかる。短めの選択肢の時は良い。
質問のみ先読み記憶しておく必要がないので効率が良い。

問題文の内容をしっかり記憶にとどめて設問を解くことができる人もいるので、そういう人には1番目の方法が良いでしょう。

ただ多くの人にとっては、3番目の方法が最も効率よく問題を解くことができる順序です。

これまでこの方法を使ってこなかった、という場合には、ぜひ一度試してみてくださいね。

くま美
くま美

解く順序が大事なのね。

じゅんこ
じゅんこ

ええ。

まずは家で勉強する時に試してみてね。

今まで違う方法で解いていた場合は、慣れるまで少し時間が必要よ。

くま美
くま美

やってみるわ!

くまた
くまた

それにしても今回は、速く速くって言われて、疲れちゃったな。

くま美
くま美

くまた・・・あなた何も勉強していないくせに。

じゅんこ
じゅんこ

まあ「速く速く」って急かされると、嫌なものよね。

安心して。

ここからは、読解力そのものをじーっくり上げる勉強法を説明するわ。

くまた
くまた

じーっくりって言われると、それはそれでコワイなぁ。

長文読解力を上げるための勉強方法

では次に長文読解力を上げるための勉強方法についてお伝えしますね。

読解力を上げるには英単語力と英文法力が必須です。

これに加えて、普段から英文を読むことに慣れていく必要があるでしょう。

ひとつずつ解説していきます。

英単語力を伸ばす

最初は英単語力についてです。

英単語力をどれぐらい覚えたら良いのか、そしてどんな英単語の本を使うのが良いのかは、あなたの目的によって異なってきます。

もしTOEIC高得点を取りたい、という場合には、こちらの金フレがオススメです。TOEICで頻出する英単語に特化した本ですが、もはやバイブルともみなされている本です。

英単語に限っていえば、中学・高校で習う基本英単語が身についていれば、あとは金フレをしっかりやることがTOEIC高得点への近道といえるでしょう。

金フレについて詳しく知りたい場合は、こちらの金フレ解説記事をお読みください。

TOEIC語彙力対策はこれで万全:金フレ・銀フレ・語源図鑑
TOEICテストで高得点を取るには8,000~10,000の単語数が必要とも言われていますが、中学・高校レベルの英単語が分かれば新しくすべての単語を覚える必要はありません。TOEICに特化した英単語の本を使えば、少ない語数で高得点を狙えます。

なお、特にTOEICに限定せずに総合的に英単語力をつけたい、ということであれば、オススメしたいのはキクタンシリーズです。

個人的にも愛用している本です。

【入試などテストに出る】×【日常で使える】という二つの観点を掛け合わせて作られているシリーズなので、「英語を話す」という目的でも役立てることができます。

キクタンシリーズのBasic版は「decide, move などの超基本の英単語は分かるけれど、complain, frequently あたりの基本英単語はちょっとあやしい・・・」という人にぴったりのレベルです。

入試レベルでいうと、センター試験レベルの英単語ですね。

中身を少しお見せすると、このような感じです。

私の書き込みがあって少々見づらいのですが^^; 【発音注意】の英単語に注意が向くように表記がされていたり、例文が実用的なのが良いところです。

もし「もうひとつ上のレベルが良い」という場合には、キクタンシリーズのAdvanced版がオススメです。Advanced版は難関大学合格レベルの英単語の本です。

このレベルの英単語が頭に入っていれば、特に金フレを使わなくとも、TOEIC800点レベルを狙えるでしょう。

こちらが中身です。

私はキクタンのAdvanced版も愛用しておりましたが、テストだけでなく、英語を話す・書くといったアウトプットをするときに大いに役立ちました。

もちろん他の英単語の本でもあなたが気に入ったものがあれば、それが一番です。

重要なのはどの本を使うかというより、決めた1冊の本をしっかり覚えこむ、という点です。

詳しい暗記方法はこちらの英単語の暗記方法を解説した記事で紹介しているので、「暗記が苦手だな」と感じたら、合わせて読んでみてくださいね。

英単語最強暗記法:全米記憶力チャンピオンの覚え方を真似しよう 
私たちの脳は必要な情報だけを残すという仕組みをもっています。この脳の仕組みを理解して、覚えたい英単語は「関連付け」と「イメージの力」を使って脳に根付かせましょう。この方法は全米記憶力チャンピオンも実践しているまさに最強の暗記法です。

ポイントとしては、覚えたい英単語は関連するダジャレや語源を見つけて、イメージで頭の中にいれていく、という点です。こうすると暗記しやすく忘れにくいですよ。

英文法力を伸ばす

次に、英文法についてです。

基本の英文法力はあるものの、「英語が長くなってくると良く分からなくなる」という悩みを抱えている人は結構多いです。

原因は「文章を長くするための英文法」に慣れていないためです。

英文を長くする英文法の代表格としては、次のようなものが挙げられます。

  • 関係代名詞
  • 分詞構文
  • That節
  • 不定詞
  • WhenやIfを使った文

こうした英文法に慣れていくには英文法の本とにらめっこしているよりも、実際に長文問題を解いていくのが近道でしょう。

その際、文の区切れ目が分からなかったり、また英文法が理解できなかったりして、悩んでしまう人もいます。

そんな時にはどうしたら良いのか、解決方法をお伝えしますね。

英文の区切れ目が分からない場合

長文を読むときに「英語がどこで区切れるのか分からない」という場合には、まずは「5文型」をしっかり押さえるところから始めてみてください。

文型構造
第一文型主語+動詞
(S+V)
SはVする
She works.
「彼女は働く。」
第二文型主語+動詞+補語
(S+V+C)
SはCである

She is happy.
「彼女は幸せだ。」
*S=Cとなります。
動詞はBe動詞やbecome, lookなど、わりと限られています。
第三文型主語+動詞+目的語
(S+V+O)
SはOをVする
She buys a present.
「彼女はプレゼントを買う。」
第四文型主語+動詞+目的語+目的語
(S+V+O1+O2)
SはO1にO2をVする
She gives me a present.
「彼女は私にプレゼントを与える。」
第五文型主語+動詞+目的語+補語
(S+V+O+C)
SはOをCにする
SはOがCだとVする

She makes me happy.
「彼女は私を幸せにする。」
*O=Cとなります。

たとえ文章が長くなっても、英語の文はこの5文型のいずれかによって作られています。

問題を解く時には文型がよく分からなかったとしても、解説をしっかり読み込み、一つずつ、理解できなかった文を解読していくようにしましょう。

文型が見抜けるようになれば、次第に文章の中でどこが区切れ目となるのかが分かるようになっていきます。

英文法が分からない場合

長文問題を解いた後に答え合わせをして理解できない英文法があった場合には、都度英文法を調べていくようにしましょう。

面倒ではありますが、分からないところは「なんとなく」で終わらせないようにしておくことが、英文法力を伸ばしていくための秘訣です。

この際、英文法を一通り解説してある本が一冊あると便利ですね。

もしお持ちでない場合には、こちらの「1億人の英文法」があると重宝します。

アウトプットも念頭にいれ、英文法をひとつひとつ丁寧に解説してくれている本です。著者の大西先生はNHKラジオ英会話でも活躍されている先生で、伝え方がとても上手です。

ただ結構厚い本なので最初から全て読んでいくというより、知りたい文法が出てきたときに都度本を開いて調べてみる、という感じで使っていくと良いでしょう。

着実に文法の知識を深めていくことができますよ。

読解力を伸ばす

英単語力と文法力を身に着けたら、最後は読解力を伸ばしましょう。

王道は、とにかく、英語を読むことに慣れることです。

読む教材としては、今取り組んでいるテストがあるならば、そのテストのための問題集が一番良いでしょう。

TOEICパート7対策であれば、こちらの問題集がオススメです。ヒロ前田先生の究極のゼミシリーズは、説明や解説が分かりやすいことが特徴です。

TOEICに出てきやすい問題の特徴もしっかり教えてくれる本です。

なお、長文問題は一度解いて答え合わせして終わりではなく、長文が完璧に理解できるようにしっかり読み込んでいくようにしてください。

先ほど英文法の項目でお伝えしたとおり、こうすることで、長い文章の構成にも、使われている英文法にも慣れていくことができます。

流れとしては次のような感じで進めていくと、効率よく読解力が身につきますよ。

■問題を解いて答え合わせをする

■分からない英文法・英単語をしっかり調べる

■音読したり、再読して、文章の形をしっかり落とし込む

■2週間~1カ月ほど開けてもう一度同じ長文を解く

このように一度解いた長文を復習しつつ、並行して新しい長文を読んでいくようにすると英文の読解力を着実に伸ばしていくことができます。

くま美
くま美

英語を読む力は、地道に伸ばしていかなきゃってことね。

くまた
くまた

じーっくりも、大変そうだなぁ。

じゅんこ
じゅんこ

そうね。

でもその分、身に着けたらすごい力になるわよ。

だって、他の人はそんなに簡単に真似できないスキルだもの。

くま美
くま美
そうね。大変だからこそ、武器になるのね。
私、がんばるわ。まずは1日1時間、続けてみる!
くまた
くまた

お母さん、かっこいい!

じゅんこ
じゅんこ

くまみさん、素敵だわ。

3ヵ月続けられれば、徐々に力がついてくるはずよ。

まとめ

今回は長文問題の解き方、そして勉強方法を解説してきました。

■長文問題を読むときは必ず前から後ろに読むこと。返り読みはしない。

■長文問題を解くときは、質問文→問題文→キーワードを見つけたら質問の選択肢を読む

という順番で進めると速く解ける。

■読解力を高めるには英単語力、英文法力を高め、そして日々英文を読む。

■一度読んだ長文は何度も繰り返して読むと読解力が深まる。並行して新しい英文を読むことに慣れるとよい。

読解力がつけば、TOEIC、英検ほか、色々な試験で確実に点数アップが期待できます。

正しい勉強法を続けて、着実に英文を読む力を伸ばしていきましょう!

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