英語の返り読みがピタリとなおるスラッシュリーディングのやり方

長文を読むコツ
くま美
くま美

英語の返り読みってどうやったら治るかしら。

英語の返り読みは、スラッシュリーディングで治ります。

スラッシュ(区切り)を入れて読むことで、返り読みができなくなるためです。

私は頭の中で区切りをいれながら英語を読む習慣が身についています。

おかげで読むスピードは速く、問題量が多いと言われるTOEICも30分前に解き終えてしまいます。

あなたの英語を読むスピードを確実に上げるスラッシュリーディングのやり方を紹介します。

スポンサーリンク

英語の返り読みがなおるスラッシュリーディング

まず英語の返り読みがどういったものか、なぜスラッシュリーディングが効果的か解説します。

その後、具体的にどこで区切っていくかポイントをお見せしますね。

返り読みは読み方のクセ

返り読みとは、下記のように英語をキレイな日本語にしようとして行ってしまう読み方のクセ

学生時代に英文和訳を行ったりするうちに、身についてしまいます。

【英語】Hello. I’m calling about a coffee machine I purchased from your Web site.

【日本語】こんにちは。そちらのサイトで購入したコーヒーマシーンの件でご連絡しています。

【返り読みイメージ】

返り読みを行うと英語を語順通り読めないので、どうしても英語を読む速度が遅くなります。

何とかやめようと思っても、一度見に付いたクセは意外と抜けません。

くま美
くま美

気を付けてもつい、後から前に戻りつつ読んじゃうのよね。

スラッシュリーディングで返り読みは矯正できる

頑固な返り読みをやめるには、英語のテキストにスラッシュ「/」(区切り)を入れて読んでいきましょう。
こうすることで次の2つの効果があります。

  • スラッシュより前に戻って読まなくなるので返り読みがなおる
  • 文の中の区切り目が分かるようになり、読む速度が上がる

最初は直接テキスト上にスラッシュを書き込んでいきましょう。

慣れていけば、次第に頭の中で区切れるようになります。

そうなると文の中の意味的な塊を見抜けるようになり、読解力もどんどんアップしていくはず。

 

じゅんこ
じゅんこ

私たちは日本語を読む時は無意識に区切りを入れられますよね。

同じことを英語でも出来るようになるのです。

 

スラッシュ(区切り)を入れる6つのポイント

ではどのようにスラッシュを入れていけば良いのか。

次の6箇所がおすすめです。

【スラッシュを入れやすい6つのポイント】

  1. 主語または動詞の後
  2. 前置詞の前
  3. 関係代名詞の前
  4. 不定詞の前
  5. THAT節の前
  6. 分詞構文の前

「①主語または動詞の後」は、主語が長い場合などに有効です。

文によって適切な場所が違うので絶対とは言い切れません。

目安として意識してみてください。

ひとつ例をお見せしますね。

スラッシュリーディングの例

良かったら、次の元の文をどう区切るか考えてみてください。

【元の文】

Could you send me the correct paints, along with additional samples that are close in color to No. 100?

先ほどの6つのポイントに沿って、前置詞とThat節の前に区切りを入れてみます。

【スラッシュをいれた文】

Could you send me the correct paints / along with additional samples / that are close in color / to Model No. 100?

区切りごとに意味を考えてみましょう。

【日本語訳】

正しいペンキを送ってくれませんか / 追加サンプルと一緒に / 色が近いもので / モデル番号100番に。

こんなふうに区切っていくと、長い文も読み取りやすくなりませんか?

スラッシュはもっと多くても少なくてもOKです。

くま美
くま美

スラッシュの入れ方は分かるけど慣れるのに練習が必要そう。

どうやって慣れていったら良いかしら。

スラッシュリーディングを行うおすすめ教材

スラッシュリーディングに慣れるには、最初はやさしい英文を読んでおきましょう。

難し目のものにチャレンジすると、スラッシュを入れるよりも単語の意味に気を取られてしまいます。

おすすめは、キクタンシリーズのリーディング版

長文には予めスラッシュが入っているので、区切るポイントが分かります。

キクタンリーディング【Basic】

レベル英検3級~2級

TOEIC 350~600点

収録語 720語

単語は基本レベルで、難し目なあたりでは「reputation(評判)」「conflict(争い)」など。

日本の政治・経済・社会問題などの英文があり、テスト対策にも有効。

優しい英単語で読み応えのある英文を楽しめますよ。

キクタンリーディングBasic紹介(スラッシュリーディング)

キクタンリーディング【Advanced】

レベル英検準2級~準1級

TOEIC 470~800点

収録語 720語

単語レベルが上がり「paradox(逆説)」「disgust(嫌悪)」といった難易度のものが含まれます。

内容も単語レベルに伴ってより深くなります。

TOEIC600点、英検2級以上のレベルの方は、Advancedのほうが良いでしょう。

キクタンリーディングAdvanced紹介(スラッシュリーディング)

今回は返り読みとその直し方についてお伝えしました。

■返り読みのクセがついていると英語が速く読めない

■スラッシュを入れながら読むと返り読みを直せる

■スラッシュは次のポイントが良い

「主語や動詞の後」「前置詞」「関係代名詞」「不定詞」「That節」「分詞構文」

■スラッシュリーディングは難しくない英文で練習すると良い

じゅんこ
じゅんこ

スラッシュを上手に入れられれば、英語を速く読めるようになります。

あなたの英語、応援しています!

コメント