不定詞の用法は瞬時に見抜ける【TOEIC長文問題をスラスラ読む】

長文問題と文法対策
サイト運営者
加藤 じゅんこ

英語で人生を変えた二児の母。
次女出産後に「とにかく続けるっ!」と取り組んだ孤独なやり直し英語でついに英語力をつけ、TOEIC960点・英検1級取得。独立して英語講師と海外企業の日本窓口に。
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長文をスラスラ読むための文法、今回は “TO” を扱います。

TOは前置詞としても、不定詞としても、長文の中でひっぱりだこの文法。

学校で習った方法とは違う、パターンや位置で分かる”TO”の実用的な解釈法を紹介します。

よく狙われる文法問題対策も入れておくので、テスト対策にも役立ててくださいね。

TOを前置詞で使う場合

まずは前置詞としてのTOから始めます。

前置詞TOの概念

TOの概念って、こんな感じです。

ある方向へ向かっていく、目的に向かっていく、というイメージ。

次のように使われます。

Happy Birthday To You
「(あなた)誕生日おめでとう」
Road To Success
「成功の道」

TOとセットになる動詞

動詞の中には、前置詞TOとよくペアになって登場するものがあります。

これがよくTOEICはじめ、テストでよく狙われるポイント

TOが前置詞として使われる場合は、TOの後は名詞または動名詞”~ing”形が続きます。

下記のとおり表を作ったので、もし知らないものがあれば覚えてしまってくださいね。

TOとセットになる動詞
be looking forward to楽しみにする
be used/accustomed to慣れている
contribute to貢献する、一因となる
dedicate toささげる、打ち込む
devote to充てる、ささげる
object to反対する
when it comes to~に関しては

もちろんテストだけでなく、実際に英語を使う際にも役立ちますよ。

特に一番上の “be looking forward to”はビジネスメールなどの締めくくりに良く使われるので覚えておいて損はないです^^

たとえばこんなふうに書けば、丁寧に「返事ください。」と伝えられます。

I am looking forward to hearing from you.

「あなたからのお返事楽しみにしています。」

不定詞TOの3つの用法

それでは次に不定詞TOの使い方を見ていきましょう。

学校では不定詞には名詞的用法・形容詞的用法・副詞的用法の3つの使い方があると習いました。

ですが長文を速く読む際に「3つの用法のどれか」を考えていては時間がかかりすぎてしまいます!

実は不定詞は登場する場所によって、3つの用法のどれになるかが予測できます。

登場場所と用法のルール、解説していきますね。

TO不定詞が主語にくる時:名詞的用法

まずは不定詞が文頭に来て、主語になる時。

これは名詞的用法になりますが、有名な文でこんなのがありますね。

【例文①不定詞が主語にくる名詞的用法】

To be or not to be, that is the question.

「生きるべきか、生きざるべきか、それが問題だ。」

ハムレットに出てくるこの一節は翻訳する人によって訳し方が変わります。

ちなみに、かの坪内逍遥先生の訳はこちら。

【例文①不定詞が主語にくる名詞的用法(坪内逍遥訳)】

To be or not to be, that is the question.

「世に在る、世に在らぬ、それが疑問ぢゃ」

なかなか味がありますよね^^

脱線しましたが、こんなふうに主語として使われるときは「名詞的用法」になります。

後に動詞が続くのがポイント。

TO不定詞の部分は「三人称単数」扱いになるので、動詞はBe動詞であれば “is”、一般動詞であれば語尾に”s”が付きます。

To be or not to be, that is the question.

「三人称単数ってどんな時に使うんだっけ?」という方は、動詞を解説した記事で役割を解説しているので読んでみてくださいね。

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なおこの名詞的用法にはwant toなど、不定詞とセットになる動詞表現も含まれます。

こんな動詞がありますね。

TOとセットになる動詞
decide to決める
determine to決める
expect to~したい
need to必要とする
prepare to準備する
promise to約束する
tend to傾向がある
want to~したい
woule like to~したい

TO不定詞とセットになる動詞は「これからやること」「今から向かうところ」という意味を持つことが特徴。

こう捉えておくと、丸暗記しなくとも記憶に残せますよ。

TO不定詞が名詞の後にくる時:形容詞的用法

次は不定詞が名詞の後にくる時。

【例文②不定詞が名詞の後にくる形容詞的用法】

You need the ability to speak English fluently.

「あなたは英語を流ちょうに話す能力が必要です。」

不定詞の前にある名詞を修飾する「形容詞的用法」と言われる方法になります。

「~のための」と訳すとスッキリします。

形容詞と聞くと、名詞の前に置くイメージがありますよね。

ですが英語では、こんなふうに名詞を後ろから説明することが多いのです!

これ、英語の長文を読む時に本当に役立つ概念なので、ぜひ意識してください。

今回の不定詞以外にも、関係代名詞や分詞を使って、名詞を後から説明できます。

なお形容詞的用法はsomethingやanythingと一緒に使われることが多いですが、次のような便利な表現が作れますよ。

【例文③不定詞が名詞の後にくる形容詞的用法(something)】

I’d like something to eat!

「何か食べるものが欲しい!」

【例文④不定詞が名詞の後にくる形容詞的用法(anything)】

I don’t want anything to drink.

「何も飲み物は欲しくありません。」

TO不定詞が文の最後にくる時:副詞的用法

最後は、TO不定詞が文の最後にくる時。

【例文⑤不定詞が文の最後にくる副詞的用法】

This test is designed to assess English language listening comprehension and reading skills of non-native English speakers.

「このテストは、英語を母語としない話し手の英語のリスニング理解力とリーディング力を測るために作られている。」

文や形容詞を修飾するので「副詞的用法」と言われます。

「~のために」と訳すとシックリきますね。

文の最後に不定詞が長々と入る場合は、副詞的用法であるケースが多いです。

副詞的用法番外編

「副詞的用法」は色々と利用範囲が広い用法で、次のような使い方もあります。

まずは何かした結果こうなった、という表現です。

【例文⑥結果を表す副詞的用法】

He tried hard only to fail.

「彼は頑張ったが、失敗しただけだった。」

次は原因や理由を表す用法

感情や性質を示す形容詞と一緒に登場することが多いです。

【例文⑦原因・理由を表す副詞的用法】

I am so happy to meet with you again.

「あなたにまた会えてとっても嬉しい」

他にもenoughとセットで使われて、程度を表すこともあります。

【例文⑧程度を表す副詞的用法】

You are old enough to understand that.

「あなたはそのことを理解できるのに十分な年です。」

「もうそれぐらい分かる年でしょ!?」と、子供を叱る光景が目に浮かびますね^^

なおこういった訳し方をしっかり覚えなくても大丈夫。

長文を読む際には、こんなふうにTO不定詞の前で区切りながら読んでいきましょう。

This test is designed /to assess English language listening comprehension and reading skills /of non-native English speakers.

「このテストは作られている /英語のリスニング理解力とリーディング力を測る(ために)  /英語を母語としない話し手の」

キレイには訳せませんが、自ずと適切な訳が分かるようになってきます。

そもそも長文を読む際に、きちんと日本語に訳す必要はありません。

それよりも「区切り方」を意識していきましょう!

英語を速く、正確に理解できるようになります。

もし「英語をキレイに訳すクセがついている」と感じたら、ぜひこちらの返り読みについて書いた記事も参考にしてみてくださいね。

返り読みをやめれば英語を速く読み解くことができる
返り読みをしているうちは、どんなに頑張っても英語を速く読み進めることができません。返り読みをしながら英語を速く読もうとするのは、いってみれば、ブレーキを踏みながらアクセルを踏むようなもの。出来るだけ速く、この読み方のクセを修正することをオススメします。

TOを使った文章の練習問題

それでは最後に、次の文章の意味を考えてみましょう。

今回ご紹介したTOの使い方をてんこ盛りにしてみました!

この文の意味がパッと分かったらTOの使い方はばっちり^^

【TOの練習問題】

TOEIC test is used to assess non-native English proficiency, and it takes two hours to complete. TOEIC instructors should have a good understanding of what students need to develop in order to improve their scores efficiently.

こんなふうに区切っていくと分かりやすいですよ。

TOEIC test is used  / to assess non-native English proficiency,  / and it takes two hours  / to complete.  / TOEIC instructors should have a good understanding  / of what students need to develop  / in order to improve their scores efficiently.

赤い部分が副詞的用法、名詞の後にくる青い部分は形容詞的用法、そして動詞とセットになっている緑色の部分は名詞的用法です。

TOや前置詞の前で区切っていますが、”need to” や “in order to” といった “to” とセットになる単語がある場合はTOを区切れ目としていません。

意味はこんな感じです。

TOEICテストは使われる  /英語を母語としない人の英語の習熟度を測るために  /そして2時間かかる  /終わるのに  / TOEICのインストラクターはよく理解すべき  /生徒が伸ばす必要があることを  /効率的にスコアを良くするために

もうちょっとキレイにしてみますね。

TOEICテストは、英語を母語としない人の英語の習熟度を測るために使われますが、終わるのに2時間かかるテストです。TOEICのインストラクターは、生徒が効率的にスコアを改善するために、生徒が伸ばす必要がある部分をよく理解すべきです。

まとめ

今回はTOについてお伝えしました。

■前置詞TOは「~へ向かう」という意味

■前置詞TOのあと名詞を取る動詞は覚えておくと良い。

■不定詞は置かれている場所によって用法が分かる。

-主語の位置:名詞的用法

-名詞の後:形容詞的用法

-文の最後:副詞的用法

■副詞的用法には色んなパターンがあるが、覚えなくて良い。

英語をそのままの順番で読んでいけば、意味が分かるようになる。

文法問題でも長文でも、TOはよく登場します。

ご紹介したツボを押さえて、キレイに読むより、ぜひスラスラ読んでいきましょう!

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