動名詞と不定詞の違い:テストに出る使い分けのポイントを解説

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くま美
くま美

不定詞と動名詞の違いって何かしら?

じゅんこ
じゅんこ

不定詞の中の1個の用途が、動名詞と同じっていうだけ。

ただ厄介なのは、動名詞と不定詞で違う意味になったりするのよね。

くまた
くまた

えー

じゅんこ
じゅんこ

だからテストで狙われやすいのよね。

3つのトラップを解説するわ。

動名詞は、動詞にingが付いて名詞になるという文法。

一方不定詞は形容詞になったり副詞になったり、名詞になる文法。

この不定詞が名詞になる時の使い方が、動名詞と一緒です。

ただやっかいなのは、不定詞を用いるか動名詞を用いるかメンドウなルールがある点。

テストで狙われやすい3つのトラップを解説していきますね。

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動名詞と不定詞が同じ意味の時

まずは動名詞でも不定詞でも同じ意味のとき。

こんなふうに文章の主語になっている場合は、どちらでもOKです。

Reading books is a good habit.
To read books is a good habit.
「本を読むのは良い習慣です。」

動名詞と不定詞で意味が変わるトラップ

ここから3つのトラップにいきますね。

まず動名詞と不定詞は常に置き換え可能ではありません。

次のような動詞では、どちらを用いるかで意味が変わってしまいます。

I remembered doing my homework.

「私は宿題をしたことを覚えていました。」

I remembered to do my homework.

「私は宿題をすることを覚えていました。」

動名詞は過去や実際に行ったこと、不定詞は未来のことや可能性を示します。

  • 動名詞:過去・実際の経験
  • 不定詞:未来・可能性

他にも不定詞か動名詞かで意味が変わる動詞には次のものが挙げられます。

forget to ~するのを忘れる

forget ~ing ~したのを忘れる

remember to ~するのを覚えている

remember ~ing ~したのを覚えている

stop to ~するために止まる

stop ~ing  ~するのをやめる

動詞によって動名詞か不定詞か決まるトラップ

動詞によっては動名詞しか取らないもの、不定詞しかダメなものがあります。

見分け方のポイントは先ほどと同様、動名詞は過去の事、不定詞は未来の事です。

【動名詞を取る動詞例】

動詞
admit認める
avoid避ける
consider意味
dislike嫌う
enjoy楽しむ
finish終わる
forgive許す
imagine想像する
mind気にする
postpone延期する
practice練習する
prevent避ける

【不定詞を取る動詞例】

動詞
decide to決める
determine to決める
expect to期待する
need to必要とする
prepare to準備する
promise to約束する
tend to傾向がある
want to~したい
woule like to~したい
くまた
くまた

あれ、でもavoid とかimagineって未来のことじゃない?

じゅんこ
じゅんこ

そうよね。

動名詞は実際の経験に加えて、結局やらなかったことにも使われるの。

くま美
くま美

だから延期するとか暗い感じの単語が多いのね。

じゅんこ
じゅんこ

覚え方のコツとしては、こんな感じかしら。

【動名詞と不定詞の違い】

  • 動名詞:過去・実際の経験・延期したり避けたりする系
  • 不定詞:未来・可能性・考えたり感じたりする系
じゅんこ
じゅんこ

imagine とか considerは分かりにくいのよね。

この辺りは、暗記しちゃいましょう!

意味が変わるけれど、不定詞になる時もあるわ。

He is considering starting business.

「彼はビジネスを始めようと考えています。」

He is considered to be a great businessman.

「彼はすごいビジネスマンだと考えられています。」

くま美
くま美

ややこしいのね。

基本ルールを頭にいれつつ、最後は暗記ってことね。

くまた
くまた

メンドウだなぁ。

じゅんこ
じゅんこ

それが、もうひとつ面倒なところがあるの。

これが一番狙われどころかも。

前置詞TOの後のトラップ

前置詞の後に動詞が来る場合は、通常は動名詞になります。

Thank you for attending the meeting.

「ミーティングに参加して頂き、ありがとうございます。」

ですが前置詞がTOの場合はどうするか微妙ですよね。

TOの後は動詞の原形が来て不定詞になる可能性もあるわけです。

ここがテストで狙われるところ。

前置詞TOの後は不定詞になるものと動名詞になるものに分かれます。

動名詞になるものは限られているので、次の言い回しを覚えてしまいましょう!

TOとセットになる動詞
be looking forward to楽しみにする
be used/accustomed to慣れている
contribute to貢献する、一因となる
dedicate toささげる、打ち込む
devote to充てる、ささげる
object to反対する
when it comes to~に関しては

なお上記の表現は、実際にビジネスで英語を使う際にも役立ちますよ。

特に一番上の “be looking forward to”はビジネスメールなどの締めくくりに良く使われるので覚えておいて損はないです^^

たとえばこんなふうに書けば、丁寧に「返事ください。」と伝えられます。

I am looking forward to hearing from you.

「あなたからのお返事楽しみにしています。」

くまた
くまた

これは覚えるしかないんだね。

じゅんこ
じゅんこ

そうね。ビジネス英語でも使うし、覚えておいて損はないわ。

まとめ

今回は動名詞と不定詞の違いを解説しました。

■主語になる場合はどちらでも使える

■次の3つのトラップに注意

・動名詞と不定詞で意味が変わる単語がある

(forget, remember, stopなど)

・動詞によって動名詞か不定詞かが決まっている

-動名詞:過去・実際の経験・延期したり避けたりする系

-不定詞:未来・可能性・考えたり感じたりする系

・前置詞TOの後は動名詞にになることがある

(be looking forward to, be used to, contribute to など)

トラップはメンドウですが、覚えてしまえば得点源^^

紹介した見分け方や動詞を覚えて、TOEICに強くなりましょう!

不定詞はこちらの記事も役立ちます。

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