形容詞の位置って分かる?
え?
名詞の前でしょ。
Be動詞の後の時もあるわね。
実は名詞の後もあるの!形容詞の位置3はパターンね。
英語の形容詞が置かれる位置は3パターンあります。
英語の文章を読み解く際、また文法問題を解く時に、意外と大事なポイント。
特に名詞の後にくるパターンは盲点なので、注意してくださいね。
形容詞の位置3パターン
形容詞の場所は、用途によって決まります。
まずは基本のパターンからいきますね。
動詞の後に来る
動詞の後にくる場合、動詞はbe動詞であることが多いですね。
She is pretty.
「彼女は美しい」
これは文型で言うと第2文型。
主語(S)+動詞(V)+補語(C) ですが、このように補語として使われる場合には、形容詞がなくなれば文として成り立たなくなります。
文型についてはこちらの記事が参考になります。
名詞の前に来る
これは超基本ですが、名詞を修飾する際は基本的に形容詞は名詞の前に置かれます。
She has a pretty doll.
「彼女は美しい人形を持っています。」
形容詞といえば、この場所が最も多いですよね。
名詞の後に来る
ですが形容詞が名詞の後にくるイレギュラーな状況もあり、これが結構クセモノ!
3つのパターンを紹介しますね。
~one、~body、~thing のつく代名詞を修飾する時
one, body, thingで終わる次のような名詞の場合、形容詞が名詞の後に来ます。
someone, somebody, something
anyone, anybody, anything
everyone, everybody, everything
no one, nobody, nothing
たとえば someone special「特別な誰か」とか、something blue「何か青いもの」など。
ところで “something blue” ってご存知ですか?
ゼクシィなどの結婚情報誌を見ている方はご存知かも^^
ヨーロッパには「結婚式で『何か青いもの』を身に着けると幸せになる」という言い伝えがあるのですが、この「何か青いもの」のこと。
この風習は日本にも持ち込まれ、「サムシングブルー」という言葉も広まってきていますよね。
~ableで終わる形容詞の時
able で終わる次の形容詞は、名詞の前にも後にも置かれます。
例えば次のような形容詞です。
available, imaginable, vulnerable
このパターンは、all, anyや最上級で名詞がすでに形容詞されている場合によく見られます。
ファンタジー物の最高傑作「指輪物語」の中では、こんなふうに使われています。
“It was picked up by the most unlikely creature imaginable.”
「それ(指輪)は、最も想像できない生物によって、見つけ出された。」
-The Lord of the Rings
creature imaginable で「想像できない生き物」ですね。
他にも、seat availableは「空席」という意味ですが、これは既に決まったい言い回しのように使われています。
関係代名詞が省略される時
形容詞が名詞の後にくるときは、単に関係代名詞が省略されている場合もあります。
たとえば people present 「出席者」など。
これは、次のように関係代名詞が省略されて出来た表現です。
people who is present
→ people present
a baby asleep「眠っている赤ちゃん」などの表現も、このパターン。
まとめ
形容詞の場所には次の3つのパターンがあります。
1.Be動詞の後(第2文型の時)
2.名詞の前
3.名詞の後
単語の位置は、英語を理解する上で重要なポイント^^
なおこちらで形容詞と副詞の違いを解説していますが、地味ながらとても大事なのでぜひ押さえてくださいね。