TOEICパート4勉強法:繰り返し聞くことで得点がアップする!

TOEICパート別対策
この記事を書いた人
加藤 じゅんこ

次女出産後に死を意識したことがきっかけで、独学で英語をやり直す。TOEIC960点・英検1級を取得して独立。英語講師と海外企業の日本窓口に。【NHK基礎英語2】にインタビュー記事掲載される。信念は「英語で働き方は変わる!」
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くま美
くま美

リスニングパートの中ではパート4が一番むずかしそうだわ。

くまた
くまた

リスニングの最後のパートだもんね。

じゅんこ
じゅんこ

難しいと思われがちだけど、でもシンプルな勉強法で点数が上がりやすいパートでもあるのよ。

くま美
くま美

シンプルな勉強法って?

じゅんこ
じゅんこ

ズバリ、一度やった模試を繰り返し復習すること!

今回はじっくり勉強法も説明していくわね。

TOEICパート4は「一人の話し手が長々と話す」音声を元に問題が出題されるパートです。

使われる単語が難しい場合もあり、苦手と感じる人も多いのですが、「一人の人が長く話す場面」というのはわりと限定されてくるため、実は対策がしやすいパートともいえます。

一定の英語力があれば、一度行った模試を繰り返し復習するというシンプルな勉強法により、スコアを伸ばしていくことができます。

今回は王道の「先読み」を使った攻略法と共に、パート4の得点アップにガッチリつながる勉強法を解説していきますね。

★動画版★本記事には動画版もございます。内容は記事より少な目ながら、記事内の英語を音声でご確認いただけます。記事と合わせて見てみてくださいね。
英語リスニング力を伸ばす勉強法【大人の独学英語塾】

TOEICパート4の問題構成

まずはTOEICテストパート4の問題構成から確認していきましょう。

TOEICパート4の問題の構成

TOEICテストパート4は一人の話し手によるおよそ45秒の音声が流れてきた後、この話に基づき3つの設問が出題されるという問題形式です。回答は4択です。

音声はパート4全体で10セットあり、1つの会話につき3つの質問が流れてくるので、パート4の問題数は全部で30問となります。

10セット×3=30問

パート3と同様リスニングパートの要となる部分なので、出来るだけ多く点数を取っていきたいですね。

TOEICパート4に出るシチュエーション

パート4は難しいと思われがちですが、ただ「一人の話者が45秒間話す」という状況はかなり限定されてくると思いませんか?

TOEICテストには日常の仕事に関連するシーンが取り上げられる、という点も考えると、出題される可能性がある場面はさらに絞り込まれていきます。

パート4に出題されやすい場面と内容は次のとおりです。

場面内容例
電話自動の音声案内
留守電メッセージ
店内アナウンスセール案内
宣伝
ニュース・放送天候
交通案内
イベント
ビジネス関連
パーティ受賞や引退挨拶
人物の紹介
ツアーガイド
会議(社内・店内)人事
移転
商品やプロジェクト
研修

場面と内容により、話の流れもある程度予想することができます。

たとえば留守番電話のメッセージであれば、まず自分の名前を名乗りますよね。その後要件を伝え、最後に相手にしてほしいことや、注意してほしいことを伝える、という形が自然です。

ただ、パート4では場面によって難しい英単語が使われることもあります。

このような特徴を考えていくと、パート4のための効率の良い勉強法が見えてきませんか?

それは模試の本でパート4を解き、繰り返し復習していくことです。

なぜなら、パート4の「パターンが限定されている」という特徴から、本番でも模試と似たタイプの問題に遭遇する可能性が高いからです。

模試を繰り返し復習しておけば、本番で模試と似たタイプの問題が出た場合、話の流れを予想しやすいのでかなり有利ですよね。

もちろん完全に同じ話が出てくることはありませんが、場面によって、よく起こるトラブルや流れというものがあります。

またやや難しめの英単語は、模試の復習を通して何度も聴いておくことができ、これによって出てきやすい文脈と共に自然と頭の中にインプットしていくことができます。

それではここから、点数アップに結び付く具体的な勉強方法を解説していきますね。

TOEICパート4の勉強法

まずは模試の本を手元に揃えるところから、パート4のためのおすすめの勉強法を順番に説明していきますね。

TOEICテストの模試の本を準備する

使用する模試の本としては、もしまだお持ちでないなら、まずは公式問題集を揃えておきましょう。

公式問題集以外でも良い模試の本はたくさん出ていますが、自分で読んで気に入ったものを選べばOKです。

どの模試の本が良いのか悩んだ場合には、解答・解説にざっと目を通してみて「説明が分かりやすいかどうか」で判断していくと良いでしょう。

説明が分かりにくいと「なぜ間違えてしまったのか」をよく理解できず、せっかく模試を行っても学習の成果を自分の中に落とし込めないからです。

解答・解説の分かりやすさでいうと、ヒロ前田先生の「TOEIC L&Rテスト 至高の模試600問」がおすすめです。

ヒロ前田先生は他にもTOEICの本を書かれていますが、どれも説明が分かりやすいことが特徴で、参考書を使って独学でTOEICの勉強をするのであれば、ぜひ1度目を通してみましょう。

家でTOEICテストの模試を行う

次にどのように模試を行っていくか説明しますね。

家で模試を行う際には可能な限り本番と同じ環境を心掛けていきましょう。

今の実力をより正確に測るには、次の3つのポイントが重要です。

①時間をしっかりはかり途中で中断しない

②回答はマークシートに本番と同じように印を付ける

③解いた模試は1問5点で採点をする

なぜ1問5点で採点するのかは、「初めてTOEICテストを受けるときの勉強法」で解説しているので、気になる場合には目を通してみてくださいね。

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解いた模試を繰り返し聞く

模試は一度解いて終わりではなく、繰り返し復習することで実力がついていきます。

ぜひスルメのように一度解いた模試を味わい尽くしていきましょう

模試をじっくり味わうための4ステップを解説しますね。

模試を味わうステップ① 間違えた問題はしっかり解説を読みこむ

間違えてしまった問題は「なぜ間違えたのか」自分の中にしっかり落とし込めるように、解説を読んでおきましょう。

ここで「解説を読んでも分からない」と、間違えた原因を理解できず、同じような問題でまた間違えてしまいます。そうならないためにも、解説が丁寧で分かりやすい模試の本が必要不可欠なのです。

「そもそも英文が理解できない」場合には英文法の知識が不足している可能性があります。遠回りに感じてしまうかもしれませんが、基本の英文法を学びなおしていくことをおすすめします。

模試を味わうステップ② 音声を繰り返し聞く

一度解いた模試の音声はスマホなどに入れて、移動中に繰り返し聞いていきましょう。

こうすれば通勤中にも勉強することができます。

小さいお子さんがいる場合には、子供を公園で遊ばせている間も貴重なリスニングタイムにできますよ。

模試を味わうステップ③ 音読をする

さらに家でリスニングパートの音読も行うと、模試の内容がしっかりと落とし込めていきます。音読はリスニング力アップにも有効です。

余裕があればシャドーイングやディクテーションといった学習法を取り入れても良いかもしれませんが、私の意見としては、シンプルな音読を継続することだけでも十分な効果を期待できます。

まずは音読をする習慣をつけた後、他の専門的な勉強法を試してみることをおすすめします。

シャドーイング、ディクテーションの方法は「リスニングのための勉強法」の記事で解説しています。

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模試を味わうステップ④ もう一度同じ模試を行う

私たちの記憶は驚くほどあてになりません。一度解いた模試といえど、1週間もしないうちに記憶は薄れていきます。

一度行った模試は2週間~1カ月程度の間隔を空けて、もう一度繰り返していくと良いでしょう。

こうすることでリスニングを鍛えた効果を感じられますし、パート4を解く流れがしっかりと身についていきます。

くまた
くまた

本当にスルメみたい。

くま美
くま美

一度解いた模試を何回も味わい尽くすって感じね。

新しい本を買うよりお得な方法だわ!

じゅんこ
じゅんこ

パート4のように型が決まっている問題は、繰り返し復習していく勉強法で大きな効果が期待できるのよ。

くま美
くま美

いいわね!

先生、私、この方法で模試を味わい尽くすわ。

じゅんこ
じゅんこ

くまみさん、やる気に満ちていて素敵だわ。

ガンガンいきましょう。

くまた
くまた

やる気っていうか、お母さんは「お得な話」に弱いんだよね。

TOEICパート4を解いてみる

ここまでTOEICパート4向けの勉強法を見てきましたが、実際にテストを受ける際にはパート3と同様、設問部分を先に読む「先読み」を使っていくのがおすすめです。

可能であれば家で模試を行う段階から、先読みに慣れていきましょう。

先読みを使ってどのようにパート4を解いていくか、実際に流れを確認していきますね。

先読みを使って問題を解いてみる

まずは音声が流れる前に出来る限り、問題用紙に印字されている設問を確認していきます。

こうすることで「どのようなことを聞かれるか」の予測ができます。

先読みステップ1:設問から音声を予測する

たとえば最初の質問が次のようなものだったとします。

質問① What kind of business does the speaker work for? 「話し手はどのような仕事のために働いていますか。」

(A) A restaurant「レストラン」
(B) A supermarket「スーパーマーケット」
(C) A furniture store「家具店」
(D) A fitness center「フィットネスセンター」

この質問から、流れてくる音声の舞台はお店であることが分かりますね。

音声が流れる前にまだ時間があれば、2つ目の質問に目を通します。

質問② Why does the speaker assign extra work to the listeners?「なぜ話し手は聞き手たちに追加の仕事を割り当てているのでしょう。」

(A) A deadline is approaching.「締め切りが近づいている。」
(B) A staff member is unwell.「一人のスタッフが体調不良である。」
(C) Many customers are expected.「多くのお客さんが見込める。」
(D) Equipment needs to be unpacked.「装置を取り出す必要がある。」

この質問内容から、話し手は聞き手に対して仕事を割り当てる立場にあることが予想できますね。店長さんかもしれません。

まだ時間があれば、最後に3つ目の質問に進みます。

質問③ What does the speaker ask listeners to tell customers about?「話し手は、お客様に何を言うように聞き手に頼んでいますか。」

(A) New business hours「新しい仕事時間」
(B) Discount cards「ディスカウントカード」
(C) A special dish「特別な料理」
(D) A holiday sale「ホリデーセール」

ここからも店長さん的立場の人が、従業員に対して、「お客様にこれを伝えてね」と指示している様子が感じられます。

ここまで質問だけを読んで音声の内容を予測してみましたが、音声を聞く前にすでに次の情報が得られています。

  • 話し手は店長さんか指導スタッフ
  • 話し手は聞き手に追加仕事を割り当てている
  • 話し手は「お客様にこれを伝えてね」と聞き手に頼んでいる

では実際に、音声を聞きながら回答していく段階に入っていきます。

先読みステップ2:音声を聞きながら問題を解く

まずは次のような音声が流れてきます。

Question 71 through 73 refer to the following talk.

「質問71~73は次の話に関するものです。」

続いて話が始まります。

OK, before you start serving food, I want to let you know that the restaurant is a bit under staff tonight.
「オーケー、食べ物を盛り付ける前に知らせておきたいのだけど、レストランは今夜ちょっと人手不足なの。」

この音声が流れてきた時点で、最初の質問①に答えられますね。

質問① What kind of business does the speaker work for? 「話し手はどのような仕事のために働いていますか。」

(A) A restaurant「レストラン」
(B) A supermarket「スーパーマーケット」
(C) A furniture store「家具店」
(D) A fitness center「フィットネスセンター」

正解はA「レストラン」です。

音声を聞きながら、「A」に軽くマークをしておきます。この間にも次の音声が流れてきます。

TOMORO called me this afternoon to let me know that she has a cold. So I’m asking each of you to be in charge of one extra table tonight.
「ともろうが今日の午後電話をかけてきて、風邪をひいてしまったと知らせてくれました。なので、今夜は皆さん一個ずつ、余分にテーブルを受け持ってね。」

この段階で質問②への解答が可能です。

質問② Why does the speaker assign extra work to the listeners?「なぜ話し手は聞き手たちに追加の仕事を割り当てているのでしょう。」

(A) A deadline is approaching.「締め切りが近づいている。」
(B) A staff member is unwell.「一人のスタッフが体調不良である。」
(C) Many customers are expected.「多くのお客さんが見込める。」
(D) Equipment needs to be unpacked.「装置を取り出す必要がある。」

正解はBですね。

この部分は、聞き逃してしまったら答えられません。ただ質問①が答えられていれば「レストラン」で「追加作業を割り当てられる事態」が起こりうる原因としては、BかCの可能性が高いという推測がつきますよね。

もしキーとなる単語を聞き逃してしまってもあきらめず、可能な選択肢をしぼりこんでいきましょう。リスニング力だけではなく、こういった冷静な判断もTOEICの点数に影響していきます。

それでは正解Bに軽く印をつけつつ、引き続き、流れてくる続きの音声を聞いていきます。

Please also remember to tell each table of guests about our new menu special. It’s a rice dish with the sauteed grilled vegetables. I think it will be very popular because many of our customers have been asking for more vegetarian options. That’s all for tonight.
「あと、お客様のテーブルごとに、私たちの新しい特別メニューを言うようにしてね。グリルベジタブルのソテーとご飯の料理よ。私はこれは人気がでると思うわ。というのも、多くのお客様はベジタリアン用のオプションをもっとほしがっていたものね。では、今夜は以上です。」

ここまで来たら、最後の質問に答えられますね。

質問③ What does the speaker ask listeners to tell customers about?「話し手は、お客様に何を言うように聞き手に頼んでいますか。」

(A) New business hours「新しい仕事時間」
(B) Discount cards「ディスカウントカード」
(C) A special dish「特別な料理」
(D) A holiday sale「ホリデーセール」

話し手が、聞き手に対してお客様に伝えるよう依頼していることは「Cの特別な料理」です。

この問題の答えは “vegetarian option” など、他の単語からも推測ができそうです。また「レストラン」という場面からも、選びやすい選択肢です。

先ほど適当に印をつけたマークシートの回答をしっかり塗りつぶし、出来る限り早く次の問題に目をうつして、また先読みを進めていきましょう。

上記の問題は下記の音声を元に作成しました。音声を聞きたい場合は下記をご参照下さい。

参照元:一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会

TOEIC Listening & Reading Test サンプル問題 Part3, No.74-76

先読みの時間配分

先読みをしながら問題を解いていく方法を説明してきましたが、いかがでしょうか。

先読みの流れを図にすると、次のようなステップになります。

音声を聞きながら回答を全てマークをしていくのが困難な場合には、問題文が流れているときには音声に集中し、問題が終わった後に回答をしていく、という方法も良いでしょう。

なお、パート4はパート3と異なり、話し手が話す前に次のような音声が流れてきます。

Question 71 through 73 refer to the telephone message.

「質問71~73は電話メッセージに関するものです。」

赤文字の部分をきちんと聞くだけで、これから流れてくる場面を絞り込めます。

この冒頭部分の聞き取りは簡単ですが、最初に流れてくるため、前の問題の内容を引きずってしまうと聞き逃してしまったりすることもあり得ます。場面設定を聞き逃すのは非常にもったいないので、ぜひ気を付けてくださいね。

この冒頭部分に加えて質問の先読みを行っていけば、実際に話し手の音声が流れる前に多くの情報を得ておくことができます。

ただパート3攻略の記事にも書いたとおり、先読みは意外と高度な読解力が求められる攻略法です。先読みがむずかしいと感じたら、無理にすべての設問に目を通す必要はありません。

最初は「キーワードだけ見る」「疑問詞だけ見る」と、限定的に行っていくと良いでしょう。

質問内容にはある程度パターンがあるので、少ない情報でも「何を聞かれるのか」を予測できる場合もあります。

実際にどんな質問が出やすいかのパターンを紹介していきますね。

TOEICパート4で聞かれる質問のパターン

パート4では質問は各音声ごとに3つ設定されており、音声の流れに従って順番に答えられるようになっています。

パート4で出題されやすい5つのパターンを見ていきます。

パート4の質問① 概要・テーマ

最初はこの「概要・テーマ」を聞く質問が出題されるパターンが多いです。

【質問例】

  • Who is the listener?「聞き手は誰でしょう?」
  • What is the purpose of announcement?「アナウンスの目的は何でしょう?」
  • Who most likely is the speaker?「話し手は誰である可能性が高いでしょう?」

この部分を先読みするだけで、流れてくる音声の場面が分かることもあります。

たとえば ”Who is the listener?” とあれば「ラジオとか、放送の音声なのかな」と予測がつきますよね。ラジオなら、ニュースや天気予報、交通情報といった内容が予想されます。

音声が流れる前に、こういったキーワードをしっかり拾っておきたいですね。

パート4の質問② 詳細・具体的なこと

次の質問は「詳細・具体的なこと」です。音声内の特定のキーワードを拾って回答していく問題です。

【質問例】

  • What does the speaker ask the listeners to do?「話し手は聞き手に何をするよう頼んでいるでしょう?」
  • What problem does the speaker mention?「話し手はどんな問題について言っているでしょう?」

質問を解くためのキーワードが一度しか流れてこなかったりするので、難易度は高いといえるでしょう。

先ほど解説した質問②がこのタイプですね。

Why does the speaker assign extra work to the listeners?
「なぜ話し手は聞き手たちに追加の仕事を割り当てているのでしょう。」

ただ、万が一キーワードを聞き逃しても全体の雰囲気から選択肢を絞り込むことができる場合があるので、適当に回答を選ばず「可能性が高い」選択肢を絞り込むようにしていきましょう。

パート4の質問③ 発言者の意図

この問題は発言者の意図を予測する問題です。

発言者が台詞を話すときの文脈と感情を感じ取っていく必要があります。

【質問例】

  • What does the speaker mean when he say ” ・・・”?「話し手が・・・と言った時、彼は何を意図していますか?」

こういった質問は、「・・・」のセリフが流れてくる文脈に注意して聞いていきましょう。

たとえば「1カ月かかった」というセリフについて「意図」を聞かれた場合、文脈によって「たった1カ月」であったり、「1カ月もかかってしまった」であったりと意味合いが大きく異なってきます。

もし正確な意味が聞き取れない場合には、発せられた言葉が「ポジティブ」な意味か「ネガティブ」な意味かだけでも判断してみましょう。

それだけでも選択肢を絞り込めることもあります。

もし「1カ月かかった」がポジティブな意図で発せられたと判断できたら、「遅れたことを強調する」といったネガティブな意味合いの選択肢を除外することができます。

点数アップにつながる重要なポイントなので何度もお伝えしますが、もし音声がきちんと聞き取れなくてもあきらめず、正解の確率が高い選択肢を絞り込むということを意識してみてくださいね。

TOEICテストで今の実力で取れる最高点を取るには、英語力だけでなく、このような粘り強いマインドも重要です。

パート4の質問④ 今後の行動

次に「今後の行動」に関する質問です。

【質問例】

  • What does the speaker say he will do?「話し手はこれから何をすると言っているでしょう。」
  • What will happen next?「次に何が起こるでしょう。」

”will” が入っているので、「これからする」ことになります。

3問目の質問として出題されることが多いですが、その場合には音声の最後のあたりにキーワードが入っているので、最後の文章まで聞き逃さないようにしていきましょう。

パート4の質問⑤ 図表

パート4の最後には、図表と組み合わせて解く問題が登場します。

問題用紙に図表が印刷されているので分かりやすいですね。質問は次のフレーズで始まります。

【質問例】

  • Look at the graphic,「図形を見てください。」

パート3と同様、このタイプの問題は音声と図形を組み合わせて答えていくことになります。

たとえば次のようなスケジュール表が出てきて、「最初に話す人は誰でしょう」という質問が流れてきたとします。

普通に選ぶと「Mr.Lee」が正解になるのですが、音声では「プレゼンターの都合で順番が変更になる」といった情報が流れてきたりしがちです。

たとえば「交通状況によってリーさんが遅れてくるので、先に次の人がスピーチを行います。」といった感じです。このような音声が流れてきた場合、正解は「Ms.Sato」となります。

図形問題は文字情報だけで答えられることはまずないので、音声によって得たヒントを図形と組み合わせて答えるようにしていきましょう。

まとめ

今回はTOEICパート4の勉強法と攻略法を説明しました。

・TOEICパート4は1人の人が長く話すことで場面と内容が限定される。

・模試の本は次のステップで繰り返し復習する勉強法がおすすめ。

①間違えた問題は解説を読みこむ

②音声を繰り返し聞く

③音読をする

④もう一度同じ模試を行う

・最初に「どんな音声が流れるか」のアナウンスがある。重要キーワードなので聞き逃さない。

・音声の前に設問を読む「先読み」を使うとパート4で点数をのばせる。

・先読みがむずかしいと感じたら、質問のキーワードとなる単語だけチェックすると良い。

・質問には次のようなパターンがあり、パターンを把握しておくと先読みが楽になる。

①概要・テーマ

②詳細・具体的なこと

③発言者の意図

④今後の行動

⑤図表

TOEICパート4は、模試の本をしっかり復習していくことで対策ができます。

一夜漬けの勉強は効かない代わりに、正しい勉強法で行った努力は裏切られないパートでもあるので、ぜひ今回ご紹介した勉強法も参考にして、着実に点数をのばしていってくださいね。

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