ニュースを取り上げながら英語の読み方のコツを解説しています。
今回は分詞構文が入った文を取り上げていきますね。
分詞構文も長文には良く出てくるので、ぜひ押さえていきたいところ。
どこまでが分詞構文で、どこが骨格となる文かを見抜くポイント、解説していきます。
今回の長文読解ポイント
今回取り上げる分詞構文は、骨格となる文を修飾する役割があります。
現在分詞や過去分詞のあとに、単語が続きます。
たとえば、こんな感じです。
【分詞構文の例】
Working hard, you will get promoted quickly.
「一生懸命働いたなら、すぐに昇進するでしょう。」
分詞構文の後は、このようにカンマ “,” がつくことが多いので分かりやすいですね。
ただこのように文章の最初にくる場合もあれば、文の中にカッポリはいってきたり、あるいは文末に来ることもあります。
基本となる文と、分詞構文の部分をしっかり分けて意味を読み取っていきましょう。
分詞構文が入った文を読みとく
今回はこちらの長い文。
分詞構文を見抜きながら、読み解いていきましょう。
単語の意味
- vulnerable: 攻撃されやすい
- exposed to: さらされる
- viral: ウイルスの
前半の文の中で分詞構文が使われていますが、気づきましたか?
文の中に “thinking”ではじまる分詞構文がカポッとはまっていますね^^
分詞構文の前後にちゃんとカンマが入っています。
読んでいくときには、分詞の前で区切りながら意味を理解していくと分かりやすいですよ。
以前の記事でご紹介したとおり、前置詞の前でも区切りをいれると読みやすいでしょう。
区切りをいれて訳すと、こんなふうになります。
分詞構文があると文が長くなりますが、基本の文と区切りをつけながら読み進めていきましょう。
なお全体の意味は次のとおりです。
今回の英文について
今回の英文はこちらのCNNニュースから引用しました。
引用元:CNNニュース
若くて健康だった30歳の男性が感染してしまった。
重症化したため妻に連れられて病院にいくわけですが、しばらくすると症状が改善します。
そこで帰宅したのですが、夜に突然、症状が悪化。
そして帰らぬ人になってしまいました。
元気だとつい、必要な予防措置を取らない。
そのために、もしかしたら通常の人よりもウイルスの脅威にさらされているかもしれません。
記事全体を通じて奥さんの証言が多く引用されていて読むとせつなくなります。
ただ、こういったセリフ部分は英語としては読みやすいです。
状況を詳しく知りたくなったらオリジナル記事も読んでみてくださいね。
まとめ
今回は分詞構文の入った文を解説しました。
現在分詞や過去分詞が出てきたら要注意。
カンマ “,”がついていることが多いので、ヒントになります。
基本となる文とのつながりを見抜いていきましょう。
長文を読むコツは、こちらも役立ちます。