前置詞って、上手に使い分けられないわ。
日本人には前置詞の使い方が難しいわよね。
ポイントはイメージで頭にいれておくこと。
そして、よくある組み合わせを覚えちゃうこと。
イメージを覚えてから、暗記ってことね。
前置詞は基本の意味が分かっても、使い分けが難しいですよね。
ポイントは、まず前置詞のイメージを頭にいれておくこと。
それから動詞や形容詞などとの組み合わせを覚えてしまうこと。
基本前置詞を中心に、使い方と組み合わせ例を紹介しますね。
基本の前置詞
まずは超基本の前置詞を押さえておきましょう。
in | 場所や時間を広範囲に示す |
---|---|
on | 表面・上にあることを示す |
at | 特定の地点・時間を示す |
to | 向かっていく |
for | 何かのために |
from | 何かから離れる |
to | 向かっていく |
of | くっついている |
with | 一緒にいる |
場所や時間を広範囲に示すin
広範囲に場所や時間を言うならinです。
I took breakfast in my room.
「私は自分の部屋で朝食を取った。」
I went to India in December.
「私は12月にインドへ行きました。」
表面・上にあるon
日付や曜日、特別な日を伝える時はonになります。
I took the exam on Monday.
「月曜日にテストを受けたよ。」
場所的に何かの上にある時にはonです。
The apple is on the table.
「リンゴが机の上にある。」
特定の地点を示すat
特定の時間や場所を示すにはatです。
I wake up at 7 a.m.
「私は普段7時に起きます。」
I will wait for you at the bus stop.
「私はバス停であなたを待っています。」
向かっていくのは to
~へ向かっていくときはtoです。
I usually go to bed at 10 p.m.
「私は普段10時にベッドにいきます(寝ます)」
何かのためにはfor
forは「~のための」が基本の意味です。
「~にとって」「~のわりに」「~の間」と、わりと色々な形に使えます。
He looks young for his age.
「彼は年齢のわりに若く見える」
何かから離れるのはfrom
fromは「~から(離れて)」というニュアンスがあります。
何かの原因を示すような時にも使われます。
He got sick from overwork.
「彼は働き過ぎで病気になった。」
くっついているのがof
ofは「~の」という意味で使われることが多いです。
ただ「~から離れて」「~を元にして」と言う意味があるので、覚えておいてくださいね。
That jewelry consists of gold.
「その宝石は金で構成されています。」
一緒にいるのは with
with は「~を使って」と手段を示します。
他にも一緒にという意味や、ヒトやモノの特徴なども示します。
He talked with the woman with the orange hair.
「彼は髪の毛がオレンジ色の女性と話していた。」
この辺りが基本の前置詞ね。
他にも色々あるけれど。
意味は分かるんだけど、使い分けられるかしら。
in とか at とか、特によく分からないわ。
たしかにそうよね。
使い分けが難しい場合は、覚えるしかない場合もあるわ。
使い分けが難しい時
今紹介した使い方が基本ですが、実際には使い分けがスッキリしないことも多々あります。
実は2つの場合があります。
既に慣用句になっている時
たとえば次の文では、共に時間帯を示すのに前置詞が違います。
I took breakfast in the morning.
「私は午前中に朝食を取った。」
I work up at night.
「真夜中に目が覚めた。」
in the night でも通じますが、一般的には at nightを使います。
このあたりは慣用句として覚えたしまったほうが良いでしょう。
考え方で使い分ける時
前置詞の元々の意味を考えてみると、使い分けができることもあります。
たとえば、こちら。
I will arrive at the airport at 11 p.m.
「私たちは11時に空港に到着するでしょう。」
こう言う時には、in ではなく at を使います。
in は広範囲の領域、at は特定の地点を示す前置詞。
空港で人と会ったり到着したりする場合は、ある特定の1点で行うのでatを使います。
もしこれが in the airportになると、空港内を動き回るような感じになります。
こんなふうにイメージから考えていくと、使い分けできることもあります。
前置詞を使いこなすには「イメージ」と「慣れ」の両方が大事。
な、なるほど。
イメージをおさえて、後は慣れていくのね。
あとテスト対策としては、前置詞と他の単語の組み合わせも知っておくほうが良いわ!
どんなのがあるの?
前置詞の組み合わせ
ここからはTOEICテストにも出てくるような単語を使って、前置詞の組み合わせ例を紹介しますね。
前置詞 | 組み合わせ | 訳 |
---|---|---|
to | admit to | を認めます |
be delighted to | 喜んで | |
contribute to | に貢献する | |
relate to | に関連する | |
for | apologize for | に謝罪する |
be sorry for | に謝罪する | |
provide for | に備える | |
search for | を検索する | |
with | agree with | に同意する |
be familiar with | に精通している | |
negotiate with | と交渉する | |
of | be aware of | に気づく |
consist of | から成る | |
in | be intersted in | に興味がある |
believe in | を信じる | |
result in | という結果になる | |
on | concentrate on | に集中する |
insist on | を主張する | |
from | prevent from | することを妨げる |
retire from | から引退する | |
suffer from | によって苦しむ |
前置詞のイメージを使いつつ、覚えていきましょう。
なんとなく、分かる気がする。
前置詞は単語と一緒にすると、イメージが湧きやすいわ。
ぜひセットで覚えていってね。
まとめ
今回は基本の前置詞を使って、使い方と組み合わせを紹介しました。
■前置詞はイメージを頭に入れる。
■それから動詞・形容詞との組み合わせを覚える
基本は前置詞の持つ「イメージ」を頭にいれつつ覚えていきましょう。
前置詞一覧と解き方を解説した記事もあるので、こちらもチェックしてくださいね。