オンライン英語テスト3選【証明書付】受験者・費用・特徴を比較

TOEICと再就職・転職

TOEICテストは延期が続いています。

今後も状況によって、会場で開催される英語テストが受験しにくくなっていくかもしれません。

こういった時には、オンラインのテストを受けてみるのも手。

今回は気軽に受験できて証明書もでるオンライン英語テストを3つ、厳選して紹介しますね。

【オンラインテスト一覧】

テスト受験料時間開発元
casec3,557円40~50分日本
EF Set無料50分スウェーデン
VERSANT5,500円17分イギリス

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CASEC キャセック

キャセックは日本企業が作成したテスト。

お値段も3,500円程度と手軽なので、英検やTOEICを受ける前の腕試しとしても使えそうです。

運営団体・開発元

株式会社教育測定研究所により開発・運営されたテスト。

こちらはテスト分析・コンサルティングを行っている会社で、英検用の教材なども作成しています。

受験者・導入組織

2019年3月末時点で約300万人が受験したということで、なかなかの人気。

導入組織としては、サトーホールディング㈱や大阪市天王寺区役所など。

中学校などでも使われているようです。

テストの内容

単語力・表現力・リスニング力といったものが問われます。

4択が多いものの、リスニングではディクテーションもあり。

オンラインの良さを生かした出題方法ですね。

テストの特徴

結果表示の際にTOEIC L&Rテストと英検での目安も表示されます。

日本の英語テストに対応した日本向けのテストサービスといえます。

履歴書添付用のスコアレポートが発行されます。

画像参照元:CASECテスト概要

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EF SET イーエフセット

こちらはヨーロッパで使われてきたテストで、日本での認知度は高くありません。

ただ無料というのが嬉しいテストサービス。

運営団体・開発元

EF(イーエフ)は1965年にスウェーデンで設立された歴史ある会社。

日本にも支社があり、留学プログラムの実施などを行っています。

受験者・導入組織

EF SETは、500の学校・2500の企業で英語力を証明するテストとして使われています。

有名どころでは、ボルボや中国国際航空など。

受験者数は3,000万人と多いです。

テストの内容

リーディングとリーディングで構成。

リーディングは2回聞くことができます。

時間制限はあるものの、リーディングも自分でペース配分を行う仕組みになっています。

テストの特徴

EF SetのスコアはCEFR(セファール)と換算が可能。

CEFRは語学力を示す国際標準規格です。

またテスト結果ははリンクトインというSNSで表示できるのが売り。

海外ではリンクトインを使って仕事をゲットする方法が広がっています。

リンクトイン上では自分のスキル・資格を証明できる欄があり、EF SETのスコアもこちらに表示できるのです。

今後日本でもSNSを求人・求職に使う方法が広がっていけば、EF SETへの注目も集まるかもしれませんね。

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リンクトインの活用については別の記事で解説しています。

なおEFテストは無料ですが、登録後、運営者側から留学関連のメルマガが届きます。
メルマガはいつでも登録解除可能です。

Versant ヴァーサント

アウトプット力に力が入ったことが特徴。

短期間で話す力・書く力を測定できます。

運営団体・開発元

ロンドンに本部を置く世界最大規模の教育サービス会社ピアソンが開発した自動言語認識システムを使ったテスト。

日本では日本経済新聞社が独占販売権を保持しています。

受験者・導入組織

JT(日本たばこ産業)、クラレ、グロービズ大学院といったおなじみの企業・教育機関でも導入されているテスト。

なお個人では直接申し込みができないため、2つの販売代理店のいずれかを通す必要があります。

価格は同じですが、ドリームブロッサムのほうが受講可能なテストが多いのが特徴。

テストの内容

スピーキング以外に、ライティングやプレースメントテストが可能。

テストの種類価格(税別)
スピーキング5,000円
ライティング4,000円
プレースメント(レベル分け)4,500円
スピーキング&ライティング8,000円

プレースメントテストは、レベル分けテスト。

英語を教える機関などで使えます。

テストの特徴

ライティング力・スピーキング力という「アウトプットする力」を測定できるのが特徴。

スピーキング20分、ライティング35分という短期間で行えるので忙しい人にピッタリ。

スコアレポートでは、「文章構文」「語彙」「流暢さ」「発音」の各項目ごとにスキルを判定。

画像参照元:Versantスコアの見方

Versantは何といってもピアソンが開発し、日経が運営しているので信用力があります。

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おまけ:NHK英語測定テスト2020

最後に、証明書は出ないものの超手軽に受験できるテストを紹介します。

メールアドレスを登録する必要もなく、手軽に受験できるのが嬉しい^^

運営団体・開発元

語学番組で有名なNHKが作成した無料のオンラインテスト。

テスト終了後はアンケートに答えると、おすすめのNHK講座が紹介されます。

テストの特徴

テスト結果は、CEFRに基づいて結果が表示されます。

ただテスト結果は、英語力の証明にはなりません。

「自分に合うNHK講座を知りたい」

「CEFR(セファール)だと、自分の英語力がどれほどか見てみたい。」

という方に良いテスト。

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オンライン英語テストの注意点

便利なオンラインテストですが、注意してもらいたい点が2つあります。

知名度が低い

オンラインのテストは知名度が低いのが難点。

証明書が認めてもらえるかどうかは提出先によって異なるでしょう。

確認が必要です。

またCEFRやTOEICに換算するとどれぐらいか、言い添えておいたほうが良いかもしれません。

テストに特徴がある

なおオンラインのテストは、会場で行うテストとやや勝手が違います。

たとえば、一度先に進んだら戻れなかったりします^^;

まずは無料のものから試して慣れておくと良いですよ。

さいごに

今回は開発元や運営元が有名なサービスにしぼって紹介しました。

他にも英語教室で独自に行っているオンラインテストなどあります。

オンラインで受講可能なテスト、意外と多いですね^^

気になったら試してみてくださいね。

 

なお今回何度か出てきたセファール英検・TOEICとの比較については、こちらの記事が役立ちます。

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