英語の長文を読むには、おさえておくと有利なポイントがあります。
そのひとつが文の核となる主語と動詞を見抜くこと。
地味に見えますが、主語が長かったりすると意外と行き詰まる人が多いんです!
どうやって見抜くか解説していきますね。
今回の長文読解ポイント
英語の文は、主語と動詞で始まります。
ただ主語が長かったりすると動詞が見つけにくいですよね。
そんな時には、主語の中で「カギとなる名詞」を見つけてください。
他の部分は、この名詞を修飾しているだけなのです。
一番大事な名詞を見つけたら、ここに対応する動詞を探しましょう。
実際の文を使って説明していきますね。
実際に主語と動詞を見つけてみる
こちらの文を見てください。
単語の意味
- surge: 押し寄せる、殺到する
この文の中で主語は次の部分です。
この中でカギとなる名詞は、“the number (数)”。
他の部分は、この名詞を説明している構造になっています。
The number of people using Microsoft’s Skype video calling system
「マイクロスカイプビデオ通話システムを使う人々の数」
主語が “number” だと見抜ければ、動詞部分が三人称単数形 “has surged” になるのが分かりますね。
訳は次のようになります。
注意ポイント
先ほどのnumberという単語はちょっとクセモノ。
今回のように “the number of ” となる場合は「数」と言う意味ですが、“a number of ” となると「多くの」という形容詞になるので注意してくださいね。
形容詞として使われる場合、カギとなる名詞は “a number of “の後にくる単語になります。
たとえば、次の文を見てください。
A number of people are gathering.
「多くの人々が集まっている。」
上記の文だと “people” がカギとなる名詞。
動詞の形もこれにあわせて “are” となります。
今回の英文について
今回の英文は、Japan Newsのサイトから引用しました。
引用元:Japan News より
現在、ウイルスの感染拡大の影響をうけ、オンラインでコミュニケーションを取る人が急増しています。
その結果、スカイプの利用者数が一気に増加したようです。
今回の英文は、このことを扱ったニュースから引用しました。
気になったら、ぜひオリジナルの記事もチェックしてみてください。
Japan News の記事は短めで読みやすい印象です^^
まとめ
今回は文の主語と動詞を見抜くことが大事だとお伝えしました。
主語が長い場合には、カギとなる名詞を見抜くのがポイント。
動詞も、このカギとなる名詞に合わせて形が変わります。
シンプルですが重要な点なので、TOEICのパート5でも動詞問題という形で問われたりします。
「動詞を問われる問題はニガテ」と感じたら、こちらの記事も読んでみてくださいね。
なお、長文の読み方はこちらもお役立てください。