リスニングで長文が聞き取れない人必見!英語の音が変わる3ルール 

英語の発音とリスニング
この記事を書いた人
加藤 じゅんこ

次女出産後に死を意識したことがきっかけで、独学で英語をやり直す。TOEIC960点・英検1級を取得して独立。英語講師と海外企業の日本窓口に。【NHK基礎英語2】にインタビュー記事掲載される。信念は「英語で働き方は変わる!」
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くま美
くま美

英語の音は文章になると聞こえにくくなるのよね。

これって、私の耳が悪いのかしら。

くまた
くまた

ぼくも、英語の音ってつながったり、消えたりする気がする。

じゅんこ
じゅんこ

実はそうなの。英語の音は変わるのよ。

この変化のルールが分かれば長い文章も聴きとれるようになるわ!

英語は単語単位で発音される時と、文章になる時では音が変わります。

「単語単位ならちゃんと分かるのに、文章になると聞き取れなくなる」という場合は、この音の変化を知らない可能性が大!

これから解説する英語の音が変わる3つのルールを知って、長文リスニング問題もスイスイ聴きとれるようになっていきましょう!

英語の音変化1:音がつながるリンキング

英語の文章では2つの単語をまるで1つの単語のようにつなげて発音することがよくありますが、これをリンキングまたはリエゾンと呼びます。

リンキングが起こるルールは、基本は次のとおりです。

1.単語の最後の母音+単語の最初の子音

単語の最後が子音で終わり、次の単語が母音で始まる時、2つの単語をつなげて発音します。

たとえば次のような文章なら、「アイ・テイク・アウト・イット」ではなく「アイティカウティットといった感じで子音と母音をつなげていきます。

なお上記の単語は “take” と “e” で終わっているのですが、こういう時は最後の e は発音しません。

というのも英語には、1つの単語の中に母音が2つ以上あり最後がeで終わっている単語の場合「最後のeは発音しないことが多い」というルールがあるのです。

そのためeで終わる動詞の場合、eの前の子音と、次の単語の最初の母音の間でよくリンキングが起こります。”make it” “like it ” などですね。

これ、結構使えるポイントなので覚えておくと便利ですよ^^

なおこの辺りの発音ルールは動画で詳しく紹介しているので、興味があったらチェックしてくださいね。

動画で母音のルールを見る

2.単語の最後の子音+単語の最初の ”y” の音

【単語の最後の子音】と【次の単語の最初のyの音】も良くつなげて発音されます。y で

始まる頻出単語といえば “y”ですが、”Thank you” や “If you ” と言う時にリンキングが起こります。

「サンクス ユー」というより「サンキュー」と言ったほうが俄然、言いやすいですよね。

3.その他のリンキング

他にも母音と母音の間でリンキングが起こることもありますが、その際、 “w” や “y” といった音が間に挟まれて発音されたりします。

たとえば “go out” と言う時に、間に “w” の音が小さく入って「ゴゥワゥト」と発音します。

また【単語の最後の子音】と【単語の最初の子音】が同じ音の場合にも、リンキングが起こります。

ただ、こういった細かいルールは、覚える必要はありません^^;

とりあえず「こんなふうに、音がつながることがある」という程度に軽く念頭に置いておいてくださいね。

英語の音変化2:音が欠落するリダクション

2つ目の音の変換のルールは、音の欠落です。

これをリダクションといいます。

「文字ではきちんと存在しているはずなのに、音声ではなぜか聞こえてこない音がある!」と感じたこと、ありませんか?

たとえば “and” は文中でしっかり「アンド」と言われることってないですよね。

小さく発音される上、最後の “d”は省略されて 「アン」と聞こえます。時には「ン」としか聞こえない場合もあります。

このように音が消える現象が、リダクションです。

消えるまでいかなくとも、ものすごく小さく発せられたり、ということもありますね。

この「音の欠落現象」は、前置詞や接続詞、冠詞など「文の意味上、重要ではなさそうな箇所」で生じやすいです。

また、語尾が “t” “d” “k” “p” で終わるときはリダクションが起こり、語尾が省略されやすいと言われています。

”good bye” の ”d” の音って発音されませんよね。

英語の音変化3:音が変わるフラッピング

3つ目のルールは、音が変わってしまう現象です。

これを “フラッピング” と呼びますが、ある条件の下で、“t” の音が変化して”l” と “d” の中間のような音になります。

イギリス英語にはなくアメリカ英語でのみ生じるようで、理由としては「アメリカ人がせっかちすぎてTの発音を省略するから」などと推測されています^^

このフラッピング、言葉自体は聞きなれませんが、実は私たち日本人もかなりハッキリ意識している現象だったりします。

たとえば “Check it out” は「チェケ“Shut up” は「シャップ」と、”t” を「ラ行」の音にして発音しますよね。これがフラッピングです。

あのアナ雪の主題歌 “Let it go” も、「レットイットゴー」ではなく、「レゴ~」と表現しますね。これもフラッピング。

フラッピングが起こる時は「”t” の音の前後が母音に挟まれている」などルールがあるのですが、このルールも、あまり覚える必要はありません。

英語の “t” の音は変化することがある、とだけ覚えておきましょう。

くまた
くまた

英語の音の変化、色々あるんだねー。

くま美
くま美

どうりで、音が聞き取れないはずだわ!

じゅんこ
じゅんこ

そうよね。

でも大丈夫!慣れていけば、聞き取れるようになるわ。

くま美
くま美

でも、どうやって慣れたらいいの?

長文リスニングを聴きとれるようになる方法

英語の音が文章になると変化する3つのルール、ご紹介してきました。

ここからはどのように音変化に慣れて聴きとり力をアップさせていったらよいのか、そしておすすめ教材を紹介します。

音声変化に慣れる勉強法

まず勉強法ですが、最初は一文ずつ真似していく方法が、音の変化を感じ取りやすくて良いです。

良かったら、一緒に試してみてくださいね。

次の文はTOEICのリスニングサンプル問題の中にあったものを文字にしたものです。

Have you two taken a look at the progress they’ve made upstairs on the office expansion?
参照元:一般法人国際ビジネスコミュニケーション協会 サンプル問題 リスニングセクションpart3

これを音声にしたものが下記ですが、聞いてみて頂ければ分かる通り、かなり頻繁にリンキングが起こっています。

次のような箇所で音がつながって発音されますね。冠詞 the もかなり適当に小さく発音されます。

この文を最初は音読し、次に聞こえたまま、マネしてみてください。

何度か繰り返すうちに、変化を感じ取れるようになってきませんか?

音の変化の原則を知った後、このように音を真似していけば、少しずつ音変化に慣れていくことができます。

最初は音声を一文ずつ聞いて繰り返すという流れが練習しやすいですが、慣れていけば、いくつかの文章をまとめて聞き、音読していってもOKです。

ただ上記の文はやや長めなので、「大変だな」と感じたら、もっと短めの文から始めてみてくださいね。

リスニング練習用おすすめ教材

テスト対策のためにリスニング力を鍛えたいのであれば、教材は過去問や参考書を使って、この繰り返し練習を行うのが最も効率的ですよ。

テストのリスニングの音声はしっかりしているので、日々練習を積み重ねていけば、リスニング力を着々と上げていけるできるでしょう。

目的別にいくつか教材を紹介しますね。

リスニング練習用教材:TOEIC公式問題集

TOEICであれば、まずは公式問題集です。

公式問題集はTOEICテスト最強の教材でもあります。一度解いて終わりではなく、何度も繰り返して、味わい尽くしていきましょう。

リスニング練習用教材:英検の過去問題集

英検は級によって異なりますが、過去問を使うのが王道ですね。

リスニング練習用教材:ディズニー映画

テスト以外で「楽しんで音の変化を聞いてみたい」という場合は、私の一押しは、この英語学習者用の【不思議な国のアリス】です。

DVDと共に解説本がついているのですが、この解説本に音の変化がしっかり説明されています。

ディズニー映画は発音もキレイですし、アリスは何より元の物語が奥深く、映画も場面が頻繁に移り変わっていくので、大人でも飽きずに見れるのが魅力です。

小さいお子さんがいる方は一緒に映画を楽しめますよ^^

まとめ

今回は、文章単位になると変化する英語の音について紹介しました。

■英語は文章単位になると、次の3つの変化が起こる

―音がつながる(リンキング)

ー音が脱落する(リダクション)

ー音が変化する(フラッピング)

■音の変化に慣れてリスニング力を上げるには、音声を聞いて、そのとおりに繰り返していくと良い。テスト対策のためにリスニング力を伸ばすなら、過去問や参考書を使うと効率が良い。

紹介してきたような音の変化の法則を意識して、日々繰り返しや音読で特訓していけば、耳はどんどん音の変化に慣れていってくれます。

耳を鍛えて、長文リスニングをテストでの得点源にしていきましょう!

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