受動態の本当の意味を徹底解説【TOEIC長文問題をスラスラ読む】

長文問題と文法対策
サイト運営者
加藤 じゅんこ

英語で人生を変えた二児の母。
次女出産後に「とにかく続けるっ!」と取り組んだ孤独なやり直し英語でついに英語力をつけ、TOEIC960点・英検1級取得。独立して英語講師と海外企業の日本窓口に。
詳しくはこちらをお読みください♪

Twitterつぶやき中。フォローよろしくお願いします^^

英語を読む時だけでなく話したりする時でも、実は受動態が使いこなせるかが大きなポイント

日本語と英語の受動態って、実は用途が違います。

この違いが分かると「英語の概念」を深く理解できて長文を読みやすくなりますし、「日本人っぽくない英文」が作れます^^

今回は英語の受動態の概念がスッキリ分かる解説を例文付きでしていきますね。

日本語の受動態について

まずは日本語の受動態の使われ方から確認してみますね。

たとえば「日本語で受動態の文を作ってみてください。」と問われたら、どんな文を作ります?

以前生徒さんに聞いてみたところ、ほぼ皆さん、次のような文を作ってくれました。

「私はお金を取られた。」

「弟は兄に叩かれた。」

これってどれも、「被害者になった時」ですよね。

どうも日本語では、受動態=被害者を受ける時に使われることが多いのです。

もちろん「褒められる」「褒めてもらう」とポジティブな時に使うこともあるので絶対ではないのですが。

一方英語では、受動態は被害者の意味だけではなく、状態やニュアンスの違いを出すためなど、活用範囲が広いです。

受動態と聞くとつい日本語の用途を想定してしまいますが、これだと英語の受動態を上手に使いこなせません。

まずは日本語と英語の受動態は違うと意識してみてくださいね。

英語の受動態の4パターン

それでは英語では、具体的にどのように受動態を使うのか。

長文の中で出てきやすい受動態の4つのパターンを例文と一緒にチェックしていきましょう。

受動態が使われる時①主語がどうでも良い時

まずは「主語がどうでも良い時」から始めます。

長文の中では、たとえばこんな風に使われます。

【例文①主語がどうでも良い時-受動態】

TOEIC test is used to assess English language proficiency in many countries.

「TOEICテストは多くの国で、英語力の習熟度を測るために使われています。」

この文を能動態にすると、こうなります。

【例文①主語がどうでも良い時】

People use TOEIC test to assess English language proficiency in many countries.

「多くの国で、人々は英語力の習熟度を測るためにTOEICテストを使います。」

ここで主語は「(多くの国の)人々」となるわけですが、これって結構どうでも良い情報。

日本語であれば「人々は」という主語をスパッと抜かして、能動態にしてしまうことが多いです。

【例文①主語がどうでも良い時-日本語の場合】

「多くの国で、人々は英語力の習熟度を測るためにTOEICテストを使います。」

ところが英語では主語が省略できない。

そこで受動態が使われます。

英語と日本語の構造の違いにより、受動態の用途に違いが出てくるのですね。

主語がどうでも良いわけではないけれど「明らかすぎる時」も受動態を使います。

たとえば、次のような文ですね。

【例文②主語が明らかな時-受動態】

The criminal was arrested yesterday.

「昨夜犯人が逮捕された。」

能動態にすると、こうなります。

【例文②主語が明らかな時-能動態】

The police arrested the criminal yesterday.

「警察は昨夜犯人を逮捕した。」

犯罪者を逮捕するのは警察に決まっています。

こんなふうに主語が明らかな時も、受動態を使って主語を省略してしまうのです。

受動態が使われる時②主語を強調したいとき

次は主語を強調したいとき。

たとえばこんな文です。

【例文③主語を強調したい時-受動態】

The first TOEIC test was taken by 2,773 people in December 1979.

「最初のTOEICテストは1979年12月に2,773人の人が受験しました。」

もちろん、能動態で書いても意味は同じです。

【例文③主語を強調したい時-能動態】

2,773 people took the first TOEIC text in December 1979.

「2,773 人が1979年12月に最初のTOEICテストを受験しました。」

ただニュアンスがちょこっと変わります。

1番目の文のほうが「最初のTOEICテストはね」「2773人の人が受けたんだよ」といった形で、初めてのTOEICテストをより強調できます。

2番目のほうは、それよりも数字を強調される感じですね。

このように受動態を使うことで主語を入れ替え、強調したい部分を変えることができるのです。

受動態が使われる時③主語を言いたくない時

主語を言いたくない時や、ぼやかしたい時ってありますよね。

こんな時にも受動態が使えます。

【例文④主語を言いたくない時-受動態】

The serious error was made in yesterday’s newspaper.

「昨日の新聞には重大な間違いが成されていた。」

受動態で表現してしまえば、あえて誰が間違いをしたかを伝えなくで済みますよね。

能動態では、誰が間違いを犯したか明らかであれば次のように書かざるを得ません。

【例文④主語を言いたくない時-能動態】

He made the serious error in yesterday’s newspaper.

彼は昨日の新聞で重大な間違いを犯した。」

受動態が使われる時④状態を表すとき

受動態は、動作ではなく状態を表す時にも使います。

結構決まり文句のようになっていたりしますが、こんな形です。

【例文⑤状態を表す-受動態】

I am interested in playing the piano.

「私はピアノを弾くのに興味があります。」

これは状態受け身・状態受動態などと呼ばれますが、受動態というよりも慣用句・熟語として意識されているかと思います。

特徴としては、動詞とセットで使われる前置詞は “by” 以外のものが多いこと。

よくある表現をまとめておきますね。

状態や感情、材料を表す表現が多いです。

TOEICなどテストでも役立つので、もし知らないものがあったら覚えてしまうと便利ですよ。

【受動態慣用表現】

受動態表現意味
be absorbed inに夢中になる
be accustomed to慣れる
be addicted to夢中になる
be astonished atびっくりする
be based on基づいている
be covered withで覆われる
be crowded with混雑する
be dedicated toに専念する
be devoted toに専念する
be disappointed with/at/に失望する
be engaged toに従事する
be equipped with装備する
be filled withで満たされる
be impressed with感動する
be interested in興味がある
be involved in関与する
be limited toに限定される
be made fromから作られる(見た目で分からない)
be made ofから作られる(見た目で分かる)
be opposed to反対する
be prepared for準備する
be provided with提供される
be related toに関連する
be satisfied withに満足する
be used to慣れている

英語の受動態の時制

見てきたように英語の受動態、日本語とは使い方が違いますよね。

便利なので出番も多く、現在形だけではなく過去形・完了形・現在進行形・助動詞などと組み合わさって登場します。

組み合わせによっては、結構分かりにくい場合も。

難易度が高めの組み合わせ例をいくつか解説していきますね。

受動態と現在進行形

受動態と現在進行形が組み合わさると、【be動詞+”being”+過去分詞形】で文を作ります。

このような感じですね。

【例文⑥受動態×現在進行形】

The boxes are being wrapped.

「箱は今包装されているところだ。」

Be動詞がふたつ連なった感じになって違和感があるかもしれませんが、慣れてください。

この【受動態×現在進行形】の組み合わせは、TOEICテストパート1で良く出てきます。

パート1は写真を見ながら「今まさに何が起こっているか」正しく描写している選択肢を選ぶ問題。

上記のように物を主語にした現在進行形の文が出てきやすいのです。

受動態と過去完了形

受動態と過去完了形は【have/had+Be動詞の過去完了形 “been”+

過去分詞形】を使って文を作ります。

【例文⑦受動態×過去完了進行形】

The boxes have been wrapped.

「箱は包装されたところだ。」

現在進行形との違いは「既に終わった」状態である点。

この形もTOEICテストパート1に出題されます。

パート1の詳しい対策を知りたい場合はパート1対策をまとめた記事も読んでみてくださいね。

TOEIC Part1対策:写真描写問題で全問正解する3つのコツ
【動画解説付】TOEICパート1は一筋縄ではいかないパート。パート1を攻略するコツは「時制」「単語」そして「マインド」の3点です。今回はまずTOEICパート1の4つの写真パターンから問題の傾向を分析し、その後に攻略ポイントを解説していきますね。

受動態と助動詞

受動態と助動詞も非常に多いです。

【助動詞+Be動詞原形+過去分詞形】の形になりますが、be動詞が原形になるので便利ですね。

【例文⑧受動態×助動詞】

The formal document should be written clearly.

「公文書は、明確に記載されるべきです。」

“should ” は「~する必要がある」「~することが望ましい」といった意味です。

規定などを伝える時など長文の中でも非常によく使われるので、ぜひ慣れておきましょう!

まとめ

今回は受動態についてご紹介しました。

■英語の受動態は日本語と使用法が異なる

■主語がどうでも良い時、あえて言いたくない時に受動態を使える

受動態にすることでニュアンスを変えることもできる

また状態を表すときによく使う受動態表現がある

■様々な時制や助動詞と組み合わせた受動態の使い方を覚えておくと便利

英語には日本語とはまた違う受動態の使い方があります。

受動態を使いこなすと、より英語らしい表現が身に着きますよ。

長文問題と文法対策
【プレゼント】TOEIC900点超えの読解力
TOEICで高得点を取るなら、長文問題対策が必須になります。
一体どれぐらいの読解力があれば良いのか。
800点・900点を超える読解力目安を動画で解説中。
レポートと動画セミナーもご用意したので、ぜひご活用ください♪

プレゼントを受け取る

【プレゼント】
TOEIC900点超えの読解力


TOEICで高得点を取るなら
長文問題対策が必須です。

一体どれぐらいの読解力があれば良いのか。
800・900点超えの読解力目安を動画で解説。
レポートと動画セミナーもご用意したので
ぜひご活用ください♪

プレゼントを受け取る

\シェアはこちらから♪/

\Twitter発信中。フォローして下さいね♪/

\Twitter発信中。フォローして下さいね♪/
くまた英語

コメント