TEDはプレゼン動画を配信しているサービスですが、英語学習者にも人気です。
私もTEDが大好きですが、正直言ってTEDの英語は訛りが強いしレベルも高く、学習に最適かどうかはビミョウかも。
ただTEDがプレゼン力や教養アップに役立つのは断言できます!
TEDの英語学習法と、価値観が変わるプレゼン動画を5個紹介しますね。
TEDカンファレンスとは
最初にTEDを少しご紹介。
TEDとは、“Technology Entertainment Design” の略で、日本では「テッド」または「テド」と呼ばれています。
“広める価値あるアイディア”をスローガンに活動しているアメリカの非営利団体。
テッドというとあのクマの映画だと思われるので、正式には「テド」と言ったほうが良いようですね^^;
画像元:Amazon 「テッド DVD」
創立時には動画は配信されておらず、集客できない時期もあったとか。
今では考えられませんね。
ちなみに動画を見るだけではなく、実際のTEDに参加するにはメンバーシップが必要。
スタンダード・メンバーシップで年間10,000USDという中々のお値段です。
英語力を上げるTEDの楽しみ方
英語力を上げる楽しみ方を紹介しますね。
英語の字幕を付ける
TEDは色々な言語で字幕を付けられます。
日本語字幕より、可能であれば英語の字幕を付けたほうが良いでしょう。
動画画面右下の歯車マークをクリックすると字幕を選択できます。
アプリ版もあります。
台本を音読する
YoutubeではなくTEDサイトやアプリで見る場合には、スクリプト(台本)も見れます。
こちらはTEDのサイトですが、動画の下の”Transcript”ボタンを押すと台本が表示されます。
この台本を見ながら聴いたり、音読したりするのも良いですね。
無理は禁物
こういった機能を使ってTEDを英語学習に活用することもできます。
ただ、実は私は失敗しました^^;
TEDの英語は人によって速すぎたり、訛りが強い人もいるので聞き取りはラクではありません。
単語もわりと難しいことも。
また一度聞いたプレゼンを聞き返すより新しいプレゼンを見たくなってしまうので、学習にはあまり使えませんでした…
もしあなたも「勉強だと思って見るとツライ」と感じたらムリしないほうが良いかと思います。
それよりも是非プレゼン自体を楽しんじゃいましょう^^
おすすめ動画5選
ここから、私がオススメするプレゼンを5個紹介します。
内容もさることながら、伝え方がスゴイ!
独断と偏見で★を付けさせてもらっています。
職業病の極限を見る:My Stroke Of Insight
プレゼン力 | ★★★★★ |
---|---|
ためになる度 | ★★★☆☆ |
英語 | 専門用語は難しいが、聞きやすい |
脳科学者であるTaylor博士が、自分自身が脳卒中にかかった出来事を語ったプレゼン。
脳について説明するので単語は難しいものの、かなりエンターテイメント性が高い!
特に10:35あたりからは必見!
脳卒中が起こった時に彼女は物すごく動転するのですが、同時に「わぁ!こんな感じなのね!」と興奮してしまう様子が語られています。
まさに職業病の極限^^;
つっこみつつ、お腹を抱えてしまいます。
物の見方が変わる:Are we in control our own decision?
プレゼン力 | ★★★☆☆ |
---|---|
ためになる度 | ★★★★★ |
英語 | 早口で聞きにくい面も |
「予想通りに不合理」の本の著者として知られるダン・アリエリー氏のプレゼン。
本を読むよりまずこちらを見てほしい。
インパクトのあるプレゼンに引き込まれること請け合い。
私達が本当と信じているものは私たちの脳が作り立した幻という真実を突きつけられ、プレゼンを見た後は物の見方が変わってきます。
TED版 稲川淳二:Strange answers to the psychopath test
プレゼン力 | ★★★★☆ |
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ためになる度 | ★★★★☆ |
英語 | 難し目 |
次も心理系。
「サイコパス」と呼ばれる人たちの思考に興味があれば、要チェック。
一体彼らがどんなふうに思考し、行動するのか。
ウソか本当か分からないストーリーを追いながら、感じ取れるプレゼンです。
少しずつ恐怖をあおっていくような構成になっており、まさにTED版 稲川淳二!
お化け屋敷で味わうようなスリルも味わえてオトクかもしれません^^
最後まで見た時、私は背中がぞくっとしました。
ビジネスに役立つ:How great people inspire people.
プレゼン力 | ★★★★☆ |
---|---|
ためになる度 | ★★★★★ |
英語 | 分かりやすい |
「Whyから始めよ」の著者サイモン・シネックさんによるプレゼン。
これは一緒に仕事をした人からも勧められましたが、マーケティングでは必読の書と言えます。
プレゼンではビジネスはWhatやHowではなく、何よりもまずWhyから始めるよう説いています。
成功例として、アップルやディズニーがあります。
アップルが好きな人はアップルの性能が良いから買うのではなく「アップル製品だから買う」
「なぜ自分たちがビジネスをしているか」、Whyを明確にしている会社は、ファンを作れるのです。
最高のプレゼン:思うは招く
プレゼン力 | ★★★★★ |
---|---|
ためになる度 | ★★★☆☆ |
英語 | 日本語プレゼンです^^; |
「英語じゃないじゃないか!」
とツッコミを受けそうですが^^;
伝え方で選ぶなら、この動画が私の中でベストです。
格好良いプレゼンや洗練されたプレゼンも素敵です。
ただ結局のところ「心を打つというのは形ではなく、想い」と教えてくれるプレゼン。
内容は「どうせ無理をなくせばよい社会が出来る!」「やったことがないことにチャレンジしよう」というもの。
こう書くと陳腐な響きになってしまいますので^^; ぜひ動画を見てみてください。
さいごに
TEDプレゼンを使った英語学習法と、見て欲しい動画を紹介しました。
TEDは字幕や台本が準備されているので学習しやすい環境。
ただTED英語学習に挫折した私自身の経験から、無理して勉強するよりも純粋にプレゼンを味わうほうが良いかと思います。
大人の英語学習は「英語を勉強する」より「英語で楽しむ」ほうが長続きします^^
英語で本を読んだりするのも楽しいですよ。
レベル別おすすめ本はこちらの記事が役立ちます。